「美しさのカケラもないゴミがワタシの王国にやって来るなんて、チョー不愉快だわ!」
概要
スーパーペーパーマリオに登場するキャラクター。
ステージ5「ストンストンランド」に生息する種族「ハナーン」達の王。6番目の青のピュアハートを持っている。
ただし喋り方は女性である。先先代も娘と明記されていながらキングハナーンなので、本当に女性なのかもしれない。
作中に登場するのは4世。
ボス部屋手前の肖像画に書かれている文章から今までのハナーン族の経緯が推察できる他、その部屋のギミックを解くヒントにもなっている。
1世は黒バラ。在位ハナーン暦1〜496。
固い意志と鋭いトゲから「鉄のバラ」の異名を持つ。それまでバラバラだったハナーンをまとめ上げた建国者で、暦を定め、灌漑や道路の整備を行い王国の発展の礎を築いた。
最も偉大な王と呼ばれるが、ハナーン歴444年に王子の死をきっかけに「黒の時代」と呼ばれる暴政に走った末に、ハナーン歴496年に民衆のクーデターによって打ち倒される。
死の間際に「鉄のバラは枯れない」と叫んだと言われるが、真偽は不明。
2世はその娘で白バラ。在位496〜1298。
先王を批判して幽閉されていたがクーデターで解放され即位。減税や医療研究など、民を労わる善政を敷いて黒の時代の傷を瞬く間に癒し、歴史書の編纂も行った。
後継者争いを案じ、晩年まで跡継ぎをもうけなかったため「白の乙女王」と呼ばれていた。
3世は青バラで恐らく2世の嫡子。在位1298〜1385。
先王の崩御を受け僅か1歳で即位。詩や音楽に親しみ、37歳の頃には詩集「青いバラ」を出版する等で高い才能を発揮し文化の振興を図ったが、生まれつきの重病により(ハナーンとしては)僅か88歳で夭折。政治の表舞台に立つことは無かったとの事。暗殺とも言われているが真実は定かではない。
4世は赤バラで、3世の摂政だったハナーン。在位1385〜(作中ではハナーン暦1600年代半ば)。先王の崩御後それまでの功績を認められ王に即位した。
本来は繊細で気高い心を持つハナーン族の王で、安定した政治で国民の熱い眼差しを受けていたが、ストンストンランドに住む「ロック人」達がゴミを川に廃棄していた為に汚れた水を飲んで狂い、美しい物に執着するようになる。
以来ロック人をさらっては自ら開発した技術で操り、宝石採掘の奴隷としてこき使っていた。
マリオ達も見るやいなや「ゴミ」だの「汚らわしい」だのと謗ったが、最終的に倒され、エンディング後は復活・回復。ロック人とハナーン族の共存を目指そうと決意している。
ちなみに、ザ・伯爵ズの一員ディメーンはハナーンと同様の技術を使用していた。そのため描写は無いものの何らかの形で接触があったと考えられる。