CV:新井里美
12月21日生まれ(アニメの第24話では12月22日となっている)、17歳、血液型O、身長158cm、スリーサイズ - B81/W57/H86、体重37kg。
鳴滝荘の大家。管理人室にいる。青華短大付属高校に通う女子高生で、珠実の親友。
とても優しく温和だが、かなりの天然。幼い頃から梅干が大好き。またちょっと変な微妙に可愛いものも好きで、どことなくセンスがずれている。
10年前から隆士に憧れを抱いていた。
漫画では解離性同一性障害 (DID)、いわゆる多重人格者で、この主人格以外に以下の4つの人格を有し、精神的なショック(転ぶ、後ろから突かれる、下着を見られる等)を受けると失神し、いずれかの人格に変わってしまう。
その際、瞳の色が人格ごとに変わり(ちなみに梢は青)、無意識的に髪型を変えてしまう。基本的には、人格が変わっても気絶や睡眠を経て最終的に梢に戻るが、人格が変わっている間の記憶の空白は梢自身や他の人間(主に鳴滝荘の住人たち)によって補填されていたため、梢自身は自分が多重人格である事を自覚していない。
また、記憶の補填に関しては他の人格たちも自分でそれを行なっていたと見られ、たとえば早紀の場合、人格が表に出ていない(鳴滝荘にいない)間は「山にこもって武者修行をしている」と認識していた。
単行本第8巻にて白鳥と付き合い始めた事で、別人格とも部分的に記憶の共有(全員が白鳥と恋人関係にあると認識している)が始まるという快復の兆候を見せる。
彼女の中にいる4人の別人格たちは、梢自身が生み出した物語に出てきた登場人物であり、見えない友達であった。「絵を描くこと」でそのきっかけの一部を作ってしまい、それを知った白鳥を悩ませることになる。もともと、それぞれの人格はお互いを認識する事はなかった。
しかし、白鳥への恋愛感情の共有により、梢の精神の深いところで、梢以外の人格が出会い、さらに自分たちを生み出した「蒼葉梢」も認識する(梢本人は気づいていない)。その際、別人格と記憶が完全に共有されてしまうと、別人格が出ている間は5人のうち誰か1人しか白鳥と一緒に過ごせないことに気付いてしまう。
別人格らは悩んだ末に常に白鳥と共にあることを選択して梢の中へと帰っていき、彼女は再び一人の人間として生まれ変わった。
アニメでは原作と異なり、病名が伏せられ、人格が変わる現象も「変身」と改められている。その原因は梢がプレゼントした旅行で両親が事故に遭い、自分のせいだと思い込んでしまったからで、「変身」は心的ショックから心を保つための処置だった。
そのため、「大事な人がいなくなる」「自分のせいで誰かが事故に遭う」などがあるとトラウマから自閉してしまう(原作では虐待を受け置き去りにされたため)。
後日談では、白鳥と結婚し4人の娘とともに円満な家庭を築く。2人の間に生まれた4人の娘たちは、梢の中へと戻っていった別人格たちの懐かしい面影を残している。