概要
CV:岡本信彦
北方の地の『狼(ろう)』の部族一の戦士にして族長ロウガの長子。生き残った部族を丸ごと人類最後の楽園たる王都に移住させる為に英雄選抜への参加を決意しその旅の途中でアルゴノゥトとフィーナに出会い不本意ながら旅路を共にする。
ベート・ローガと良く似た容姿と声をしており恐らく前世。
人物像
冷静沈着で無愛想、冗談には付き合わない性格だが無意識ながらさりげない気遣いが出来るなど面倒見の良い所もある。また、自分の発言に非があれば素直に謝罪する人並みの度量も持ち合わせている。
考え方としてはリアリスト寄りだがアルゴノゥト達と交流を得ていく内に次第に感化されていくようになり、彼がラクリウス王の謀により抹殺されそうになった時は苦渋の判断だが情を優先し見逃している。
その後も結局最後まで誇り高き戦士として、彼等の仲間として共に闘い、アルゴノゥトを英雄へと押し上げている。
また、そんな全てを救おうとするアルゴノゥトの生き様と自分を比べ人知れず苦悩を抱いており異端児編のフィンと心境が合致している面があり、終盤では彼こそ真の英雄であり自分を含め誰も同じ様にはなれないと呟いている。
戦闘力
生まれつき戦闘に秀でた狼人の部族の中で随一を誇るだけの事はあり実力は英雄候補の中でもトップクラス。得物は鉤爪の《ウォルベンロア》。だが、本来は足蹴りの方が得意。
また、月の光を浴び獣化した際は竜四体を単独で討ち取るなど狼人としての真価を発揮する。
余談
終盤ヘルメスの口から古代三代詩人が後世に伝えた英雄に狼帝ユーリスと言う人物が挙げられるが本人なのか末裔なのかは不明。
またシリーズ本編の舞台であるオラリオの英雄橋にて祀られている三十一体の彫像の中に『狼帝の末裔サルオン』という名が存在するが関連性は如何に...。