「少女の純真さが報われる世界こそ 我らが守るべき世界」
概要
《猟犬》隊員。〝隕石斬り〟の異名を持ち、異能技師による生体手術を受け超身体能力を有する部隊員の中でも最強と云われる剣士。純粋な戦闘能力では、隊長である福地桜痴を凌ぐとも。
人物
容姿
長い黒髪と左目の下にある桜の刺青が特徴的な青年。
性格
正義感が強く、精神に鋼を宿すと云われるほど真面目な人物。その一方、天然でやや常識に欠ける部分があり、同僚である条野からは部隊の中で一番嫌いと云われる程忌み嫌われている。曰く「魂に芸術性が皆無」。
作中で描かれただけでも、
- 「直線で目的地に向かうのが一番近い」と木を薙ぎ倒しながら直進する
- 「同色の食材は食べ合わせが良い」として苺に七味を、白米に砂糖を、羊羹にめんつゆをかける
- 茹で卵を殻ごと食べる
- 統率力と忠誠心を見出し蟻を8時間観察し続ける
- 会議中に筋トレを行う
- カフェで醤油ラテなるものを頼む
- 蛙の卵で卵酒を作る(飲んだ人物はもちろん吐いた)
…正直、条野の言はかなり的を射ていると言えるだろう。
異能力
『雪中梅』
刀の形を自由自在に変える能力。
刀身を伸縮・屈曲など自由自在に変形させる。シンプルながら強大な能力で、自動車を一刀両断することなどは勿論、逃げる敵に刀を刺して接近するなど応用も効く。
モデル
末広鐵腸(1849-1896)
明治期の小説家。日本の政治小説における第一人者で、多くの新聞の編集長として論説を載せ、自由民権運動を担った。政治家としても名を残しており、第一回衆議院議員選挙に当選し日本初の議員の一人となった。
代表作は『雪中梅』『花間鶯』『雨中花』など。
特に、異能力の由来にもなった『雪中梅』は日本の政治小説を代表する作品として知られ、自身が所属していた自由党の理念を全面に主張し、政治小説としては珍しく続刊を出版するほどの人気作となった。
表記揺れ
末広鉄腸(文豪ストレイドッグス):正しくは末広鐵腸。