「少女の純真さが報われる世界こそ 我等が守るべき世界」
CV:阿座上洋平
概要
《猟犬》隊員。〝隕石斬り〟の異名を持ち、異能技師による生体手術を受け超身体能力を有する部隊員の中でも最強と云われる剣士。純粋な戦闘能力では、隊長である福地桜痴を凌ぐとも。
プロフィール
年齢 | 不明 |
---|---|
身長 | 184cm |
体重 | 不明 |
長所 | 正義の権化と鋼の意志 |
短所 | 人の心の裏が読めないこと |
座右の銘 | 鋼の正義 |
今欲しいもの | 筋トレマシンを置く自宅のスペース |
最近一番笑ったこと | 最後に笑ったのが赤ん坊のときなので覚えていない |
人物
容姿
長い黒髪と左目の下にある梅の刺青が特徴的な青年。
性格
正義感が強く、精神に鋼を宿すと云われるほど真面目な人物。その一方、天然でやや常識に欠ける部分があり、同僚である条野からは部隊の中で一番嫌いと云われる程忌み嫌われている。曰く「魂に芸術性が皆無」。
作中で描かれただけでも、
- 「直線で目的地に向かうのが一番近い」と木を薙ぎ倒しながら直進する
- 「同色の食材は食べ合わせが良い」として苺に七味を、白米に砂糖を、羊羹にめんつゆをかける
- 茹で卵を殻ごと食べる
- 統率力と忠誠心を見出し蟻を8時間観察し続ける
- 会議中に筋トレを行う
- カフェで醤油ラテなるものを頼む
- 蛙の卵で卵酒を作る(飲んだ人物はもちろん吐いた)
…正直、条野の言はかなり的を射ていると言えるだろう。
一方で一見すると対照的な性格をしている条野とは行動を共にすることが多く、彼が(ちゃんとした目的のための尋問とはいえ)一般人にやり過ぎたりした際は彼を止めるブレーキ役を担っている。ただし、そのやり方は口による制止ではなく、唐突に刀で刺すという荒っぽいやり方なので、当然条野からは怒られている。
また、仲間内で唯一条野の本質に気づいており、「冷徹だがその実は暴悪を憎み弱きを護る勇者」と称している。彼が行方不明になった際には、それを探偵社の仕業と聞かされたために、正義感の強い彼がそれよりも優先することがあると知りながら、「五分だけ正義よりも条野を見る」として居場所を見つけようとしており、鐵腸の方は条野に友情や尊敬の念を抱いていた模様。
異能力
「悪の罰せられざるあり、善の賞せられざるあり
我が刃無くして 何ぞ四海の内に於て
百事の盡く權衡を得るを望むべけんや」
『雪中梅』
刀の形を自由自在に変える能力。
自らが握る刀を自由自在に伸縮・屈曲させる。シンプルだがそれ故に強大な能力で、自動車を一刀両断できる程刀身を伸ばすことは勿論、刀身を伸ばし敵に刺した後、縮めて接近するなど応用も利く。
落下してきた大司令(ワンオーダー)護送用の旅客機を滅多斬りに出来るなど、その屈折速度は光速に勝るとも劣らない。
モデル
末広鐵腸(1849-1896)
明治期の小説家。政治小説や新聞に掲載した論説などで自由民権運動を担った人物の一人。政治家としても名を残しており、板垣退助が党首を務める自由党に所属した他、第一回衆議院議員選挙に出馬。見事当選し日本初の民選議員の一人となった。
代表作は『雪中梅』『花間鶯』『雨中花』など。
特に、異能力の由来にもなった『雪中梅』は日本の政治小説を代表する作品として知られ、自身が所属していた自由党の理念を全面に主張し、政治小説としては珍しく続刊を出版するほどの人気作となった。
表記揺れ
末広鉄腸(文豪ストレイドッグス):正しくは末広鐵腸。