概要
ジョン・フォスター・ダレス(英語:John Foster Dulles、1888年2月25日 – 1959年5月24日)は、アメリカ合衆国の政治家。第52代アメリカ合衆国国務長官。過去にニューヨーク州選出連邦上院議員を務めた。強硬的な反共主義者で、1951年9月にサンフランシスコ講和条約が締結され、国際社会に復帰して間も無い頃の日本にとっては無視できない存在であった。
経歴
1888年2月25日にワシントンD.C.に誕生する。プリンストン大学に進学し、1908年に大学を卒業した後はジョージ・ワシントン大学大学院に進んだ。司法試験に合格して弁護士となり、国際法を専門とした。
1915年に叔父のロバート・ランシングに同行してニカラグア・コスタリカ・パナマを訪問した。1919年1月のパリ講和会議にはアメリカ合衆国代表団の法律顧問として参加した。
1945年4月にサンフランシスコ会議に参加し、国際連合憲章前文の作成に携わった。また、1946年・1947年・1950年にアメリカ合衆国代表として国際連合総会に出席した。
1949年7月にニューヨーク州選出の連邦上院議員となり、同年11月まで務めた。
国務長官
1953年1月に国務長官となり、1959年4月まで務めた。在任中は反共政策を積極的に推進した。同年5月24日にワシントンD.C.にて、71歳で死去した。
家族
1912年6月にジャネット・ポメロイ・エイヴリーと結婚し、2人の息子と1人の娘が誕生した。