概要
| 所属国 | アメリカ合衆国 |
|---|---|
| 創設 | 1854年3月 |
| 委員長 | マイケル・ワットリー |
| 本部所在地 | アメリカ合衆国 ワシントンD.C. |
| 党員数 | 3504万1482人（2020年11月時点） |
| 前身 | ホイッグ党・自由土地党 |
| 状況（2024年9月時点） | 野党 |
共和党（きょうわとう、英語：Republican Party、読み：リパブリカン・パーティ）は、アメリカ合衆国の政党。民主党と並ぶアメリカの2大政党で、自由放任主義・減税・保守的な社会政策を掲げている。党のイメージカラーは赤で、共和党が強い州を「赤い州（Red State）」と呼ぶ。1874年11月に党のシンボルとしてゾウが採用されたが、これは1860年アメリカ合衆国大統領選挙に於いて、リンカーンが党の強さの象徴としてゾウを新聞に掲載したのが起源と言われている。
歴史
1854年3月に南部の奴隷制度に反対する勢力によって結成され、同年7月に初となる党大会がミシガン州ジャクソンで開催された。1860年アメリカ合衆国大統領選挙でエイブラハム・リンカーンを党で最初の大統領に当選させ、1932年アメリカ合衆国大統領選挙までの間に民主党を圧倒して優位に立ったが、そこからは民主党と拮抗して政権交代を繰り返している。
スタンス
本来アメリカの保守層はアメリカ大陸以外の地域に対して、積極的な関与を避ける孤立主義的な傾向が強い。しかし1970年代以降の共和党は親イスラエル（シオニズム）政策を支持する人々の影響力が強まり、1981年1月にレーガン政権が発足してからは、世界各地に対して積極的に軍事介入を実行する新保守主義的な外交政策を取ってきた。2017年1月にトランプ政権が発足すると、「アメリカ第一主義」を掲げて孤立主義的な外交方針に回帰している。
ロックフェラー・リパブリカン
共和党の穏健派について言及するときに使用される用語で、1974年12月にジェラルド・R・フォード政権で副大統領を務めたネルソン・ロックフェラーに由来する。ロックフェラー自身は「人間に関する問題では私はリベラルだ。一方経済と財政政策に関する問題では保守主義者だ。」と述べており、ロックフェラーのように共和党内でも比較的リベラルな党員を指す。
支持層
支持する国民の層としては、南部のキリスト教の保守層・ネオコン・リバタリアン・富裕層を優遇する政策を推進する投資家と企業経営者などが挙げられる。4chanと8chanに支持者が多く、アニメ絵を多用するなどオタクである事も多い。ただし日本に対して友好的であるとは限らず、野蛮人の中の優れた文化という程度にしか思っていない事も多い。
