落ち着くんだ…
『素数』を数えて落ち着くんだ…
『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……
わたしに勇気を与えてくれる
2…3…5…7…
11…13…17…
……19…23…28…
いや…ちがう29だ
29…31…37…
概要
ジョジョの奇妙な冒険第6部に登場するエンリコ・プッチ神父の台詞であり、同作でもトップクラスに有名。他の作品でパロディされることも多い。ジョジョを知らなくても聞いたことがあるという人もいるのではないだろうか。
作中でウェザー・リポートの能力に追い詰められたプッチが、こんな時こそ落ち着くんだと始めた行為。余程焦っているのか素数ではない数字を言ってしまう場面も見られる。これはいわゆるスポーツ選手などが行うスイッチング・ウィンバック(追い込まれたときに自分なりの儀式を行うことで、スイッチを切り替えるように闘志だけを引き出す精神回復術。第2部においてエシディシとワムウも行っている)のようなものなのかもしれない。このシーンが一番有名であるが、これ以降も作中でたびたび素数を数えるシーンがある。皆もピンチになったら素数を数えてみよう。
余談
このプッチの素数ネタはスティーヴン・キングの小説のオマージュとみられている。作者の荒木飛呂彦はスティーヴン・キングのファンを公言しており、著作「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」で丸々一章語ってしまうほどであるため可能性は高い。