落ち着くんだ…
『素数』を数えて落ち着くんだ…
『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……
わたしに勇気を与えてくれる
2…3…5…7…
11…13…17…
……19…23…28…
いや…ちがう29だ
29…31…37…
概要
ジョジョの奇妙な冒険第6部に登場するエンリコ・プッチ神父の台詞であり、同作でもトップクラスに有名。他の作品でパロディされることも多い。ジョジョを知らなくても聞いたことがあるという人もいるのではないだろうか。
作中でウェザー・リポートの能力に追い詰められたプッチが、こんな時こそ落ち着くんだと始めた行為。
スポーツ選手などが行うスイッチング・ウィンバックと呼ばれる、追い込まれたときに自分なりの儀式を行うことで、スイッチを切り替えるように闘志だけを引き出す精神回復術と同様のものである。第2部においてエシディシとワムウも行っている。このシーンが一番有名であるが、これ以降も作中でたびたび素数を数えるシーンがある。皆もピンチになったら素数を数えてみよう。
なお余程焦っているのか素数ではない数字を言ってしまう場面も見られ、間違えた瞬間一気に冷静さを欠き「800ドルもするズボンにカエルがひっついている」事に考えが逸れており、しばらくカウントして平静さを取り戻しているなど、正確さがそのまま落ち着きのバロメータになっている模様
余談
このプッチの素数ネタはスティーヴン・キングの小説のオマージュとみられている。作者の荒木飛呂彦はスティーヴン・キングのファンを公言しており、著作「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」で丸々一章語ってしまうほどであるため可能性は高い。
なお、アニメ『呪術廻戦』第42話予告では、中の人繋がりでパンダが落ち着くために素数を数えていた。(途中で間違えるのも再現。)
パロディとして
- 「1.3.5.7.9.…」
- 1は「1と自分の数字の"2種類"でしか割り切れない数字」ではなく(1でしか割れない)、9は3の倍数なので素数ではない、そして素数であるはずの2がない、よってこの並びは奇数である
- 「1.2.3.4.5.6…」
- ただのカウント
といくつかツッコミどころを用意するボケがある