東京ミュウミュウ第5話
とうきょうみゅうみゅうだいごわ
おおまかなあらすじ
(※ネタバレ注意)
ある日の朝、遅刻ギリギリで学校へ急ぐいちご、もえ、みわの三人。しかし、いちごは学校手前の横断歩道でトラックにぶつかりそうになるが、咄嗟にミュウミュウの力による回転ハイジャンプでヒラリとかわしたのである。それを偶然にも校舎から新体操部員達が見ており、逸材を何としても手に入れようと意気込むのだった。
早速休み時間(放課後?)に勧誘しようといちごの元を訪れる。キャプテンや部員達が言うには、『今年出来たばかり』で『部員が4人のみ、試合に出るにはもう1人必要』とのこと。はじめいちごは乗り気になれず断るが、レオタードを気に入ったのと、青山と急接近できるかもという少々邪な理由で、新体操部の助っ人として大会出場を目指すこととなった。
初めての新体操に悪戦苦闘しながらも、ミュウミュウの力で新体操の技を磨いく(カフェミュウミュウのバイトも掛け持ちしているので、バイトが終わる頃にはすっかりバテていた)。
数日後、目標の区立中学校新体操競技大会に出場。いちごは個人演技の直前に緊張で固まってしまう。そこへ青山が間一髪駆けつけ、一気に元気を取り戻し華麗な演技を披露する。
だがそこへキッシュが妨害をしかけ、会場を停電させる。更に白金が発煙筒で火事を装って騒ぎを作り出し、大会は一時中止となる。団体演技の最中だったいちごは停電を利用して上手く抜け出し、観戦に来ていたみんと、れたすと合流。無事キメラアニマを浄化した。
その後大会は再開されたが、いちごのミスが響いて惜しくも代官中学は準優勝(優勝は本郷中学)。大会終了後、いちごは部員達に謝罪するが、キャプテンは一切責めることなく「あなたのお陰でみんな思いっきり出来たわ。本当に楽しかった」と感謝を述べた。
初の大会出場で優勝は逃したものの、皆とても満足した気持ちで終わったのだった。
詳しくはアニメ本編にて。
代官中学新体操部について
部員数は4名のみ。(助っ人のいちごを除く)
名前、学年は不明。
新体操部員
部長(cv.本田貴子)
キャプテンを務めており、ベリーショートの髪に眼鏡をかけている。
部員の失言にフォローを入れたり、騒動の中いちごの身を案じたりとキャプテンとしてしっかりしている。
サイドテールの生徒(cv.小林沙苗)
ボールの模範演技をしていた。
黒髪ショートの部員(cv.浅井清己)
部活ではフラフープの練習をしていた。
おかっぱの部員(cv.望月久代)
部活ではリボンの練習をしていた。
ランニング中へろへろになるいちごに喝を入れていた。
※望月氏は後に、黄歩鈴役で再出演
レオタードについて
代官中学新体操部のレオタード
アニメ放送当時は2002年は、まだ新体操はハイレグの時代で、今のレオタードの様にスカートやスパンコールは付けられなかった。ルールが改定されたのは2004年のアテネオリンピックの頃からで、2000年のシドニーオリンピックまでは認められなかったからである。
いちごのレオタード
本編では2着登場。
部活用
白をベースに大きな黄色いハートが入っている。
大会用
首元まで布があるタイプ。白をベースにピンクの波型模様、胸元には小さく菱形の穴が空いている。
他校の選手
(大会の表彰式のシーンで登場。今大会は優勝に本郷中学、準優勝に代官中学、三位も発表されたが学校名は不明。本編では向かって中央に本郷中学、左側に代官中学、右側に三位の学校となっている。)
【本郷中学】
白ベースの胴に、左右の横腹部に紺色の菱形模様が繋がっている。腕は紺一色。
※本郷中学の選手の一人
【三位の学校】学校名不明
一面黄色の胴に、腕は黒一緒のシンプルなデザイン。
余談
5話本編後、いちごが新体操部を退部したという事が東京ミュウミュウ公式ファンBOOK(講談社)の、第5話の項目のミニコーナー『いちごのちょっとひとこといいたいにゃん♡』より『新体操部のみんな』で触れられている。アニメ本編で退部を伝えるシーンは無い。
「短い間しかつきあえなくてゴメンね。練習はきびしかったけど、みんなと過ごした時間はいい思い出になったよ。これからもがんばってね」
バイトと新体操部の掛け持ちは難しいと考えた結果、いちごは辞めざるを得なかったと思われる。
ちなみに、『東京ミュウミュウファンBOOK』制作当時は全52話のうち37話分まで放送されており、実際本誌での解説は27話まで。残り後半25話分は2022現在も未発売。アニメ資料本はこの一冊のみ。