Murder!sans
まーだーさんず
概要
Murder!sansとはUndertaleの二次創作のDusttaleに登場するキャラクターであり、繰り返されるニンゲンの虐殺を止める為に「モンスターを殺してLOVEを上げる」という選択をしたサンズの成れの果ての姿である。
また、Dusttaleは原作であるUndertaleから地続きとなるIFストーリーとして位置づけられる。(詳細はDusttaleの記事を参照して下さい)
Undertale世界において、数えきれない程の虐殺(Gルート)が繰り返され、ある時点でリセットを経ても、サンズの記憶だけは消えなくなった。蘇った今までの記憶から、何度もニンゲンが虐殺を続けていることを理解したサンズはニンゲンを止めることをケツイした。その為に、何度も試行錯誤を繰り返したものの、ニンゲンを止めるに至らなかった。追い込まれたサンズは「モンスターを殺してLOVEを上げる」という禁忌の選択肢を取ることを余儀なくされる。その結果として自分自身を遠ざけてしまい、破局的な結末へとひた走ることになる。
尚、サンズがケツイを抱いた原因やリセットによって記憶が消えなくなった原因については、製作者が意図的に定めていない為、自由な考察が可能である。
目的
Murder!sansは地下世界の平和を望んでおり、ハッピーエンドを目指している。
ニンゲンの虐殺を止めることを目的としており、より大きな善のために、その手段として他のモンスターを殺してLOVEを上げていく。
虐殺を続けることで、元々あった善意と罪悪感の両方が薄れていき、最終的にはニンゲンを止めることだけが彼にとっての唯一の目的になっていく。またその過程で、他のことは「どうせリセットされれば全て無かったことになる」という理由から気にしなくなってしまう。
彼の目的が、ニンゲンのタマシイを使って地上に出ることや、取り込んで力を得ることではなく、ニンゲンを止めることである為、Murder!Sansはニンゲンのタマシイを奪うことや、アズゴアが隠している6つのタマシイには関心が無い。
容姿
服装
基本的には原作と同じ服装である。
パーカーの色には特に指定は無いが、黒・藍色・青・灰色系統の色で描くことが推奨されている。
殺したモンスターたちの塵がパーカーに付着しており、これがDusttaleたる所以となっている。
また、塵が顔に掛からないようにフードを被っている。
履物については、基本的には原作通りスリッパ(ピンクかそれが塵に汚れた色)だが、スニーカーで描いても良いとの見解が公式Askから出されている。
(パピルスのスカーフを身に着けているイラストが多いが、着けてないのが公式のデザインである)
眼光
Murder!sansは「正義」を失っている為、彼の眼窩には「黄色」の眼光はもう無い。
その代わりに、ニンゲンを殺すという「ケツイ」によって赤く輝くようになった。
右眼窩には赤(ケツイ)の眼光が灯っている。
左眼窩の眼光は、赤(ケツイ)とシアン(忍耐)が混ざりあった紫色(根気)に染まっている。
(公式には左眼窩の眼光の色は、赤が外側、シアンが内側である)
性格
- ニンゲンを殺すというケツイを抱いている為、もう怠けることはない。
- 以前ほど楽しんではいないが、ジョークはまだ言う。(マーダーだけに)
- 狂ってしまっていることで、行動の予測は不可能。
- 狂気に満ちた残酷な虐殺を楽しんでいる。
- 躊躇なく卑怯な手段を取る。
初めの方の周回では、罪悪感を強く感じていたが、周回を経るにつれて、その罪悪感も薄らいでいく。
犯した罪の対価として酷い悪夢によく悩まされている。悪夢を避ける為に睡眠を出来るだけ取らない為、不眠症を患っている。
能力
基本的にはUndertaleのSansと同じ能力(近道、骨攻撃、青攻撃、ガスターブラスターを使用)だが、LOVEが上がっている為、もう簡単に殺すことは出来ない。
ニンゲンと同様にリセット後は、EXPとLOVEが初期化される為、全て初期値に戻る。
ケツイを抱いている為、今まで経験した全ての時間軸での出来事(TPルートを含む)を記憶しており、リセットによってもそれが消えることは無い。
但し、ケツイを持っているとはいえ、リセットやロード、セーブの能力は無い。
また、ゲームシステムを把握していることから、セーブポイントやいじげんボックス、ショップ等のニンゲンにとって有益なものを破壊することも出来る。
(紫色の骨で攻撃するイラストが散見されるが、公式ではUndertaleと同様に白と青の骨を使う)
ニンゲンとの関係
ニンゲンに対しては、子ども・ガキとは呼ばず、「ニンゲン」または「プレイヤー」と呼ぶ。
対峙した際には、
「……おまえ サイアクな めに あわされたいか?(Do you wanna have a BAD time?)」
と尋ねる代わりに
”We’re gonna have a MAD time!”
と一方的に通告する。
ニンゲンは原作通り、セーブ・ロード・リセットの力を行使できる。
ちなみにDusttaleにおけるニンゲンはフリスクやキャラではなく、「プレイヤー」である。
他のモンスターとの関係
パピルス
Murder!sansはニンゲンを救おうとするパピルスを説得しようとするが、何度も失敗することになる。初期の周回においては、パピルスを殺すのを避けようとしていた。しかし、自分が殺さなければ、ニンゲンに殺されてしまう為、出来るだけ苦痛が少ない死を与えようとするようになっていく。
それを何度も繰り返した結果、パピルスの幻覚を見るようになってしまう。
Phantom!Papyrus(Murder!sansの幻覚)
幻覚を見るようになって間もない頃は、罪悪感と恐怖に苛まれていたが、避けられないものだと悟ってからは、本物の弟同様に大切にするようになっていく。
よく彼と話しているが、Murder!sansの幻覚である為、周囲から見れば独り言のように見える。
その他のモンスターたち
ただのEXPに過ぎない。
Murder!sansが関わる創作する上での注意事項
他AUとの関係について
Murder!sansは他のAUに行く能力を持たないとされている。
また、他のAUのSans達を見る機会があったとしても、自分の世界線でニンゲンを止めることが最優先であることから特に興味は示さない、という公式からの見解が出されている。
2020年7月21日以前は公式による規約によって、Murder!sansと他のキャラクターとのCP(カップリング)は禁止されていた。特にニンゲンとのCPや、原作SansとのCPについてはご法度だった。
しかし、この時点においても恋愛感情のないコンビやクロスオーバーに関しては特に禁止されていなかった。
2020年7月21日以降については、規約の撤廃がなされたが、「過度にならない程度」、「成人向け表現を含むの作品は未成年の目に触れないように工夫をすること」というマナーを守ることが推奨されている。この為、(他ジャンルでもいえることであるが)Pixivにおいて作品を投稿する際はR-18のタグやCP名のタグを使用して、検索避けをし易くすることが求められる。
2017年時点から永らく規約が存在していたことや、そもそもカップリング自体に抵抗感を持つ人も存在する為、Murder!sansのCPに抵抗を持つファンも少なくない。このことから、棲み分けが出来る環境づくりが大切であるといえる。
Murder!sansのなりきり(RP)について
上記規約の撤廃の際に、解禁された。
Murder!sans派生キャラクター(例;○○Murder!sans)の作成やShip-Child(CPから生まれる子ども)について
上記については、特に世界観を歪曲させるような創作である為、禁止されている。2020年7月時点の規約撤廃の際にも緩和はされていない。
Murder!sansの商用利用について
R-18作品(R-18Gを除く)の頒布は禁止されている。
Murder!sansの非商用利用上の注意点
R-18作品の投稿に際しては、制限年齢未満の者の目に触れないように配慮する必要がある。
例としては、Twitterでは鍵アカウント、Pixivではマイピクへの公開に留めることや、ぷらいべったー・ポイピク等を利用することが挙げられる。
また、R-15作品については、自主規制として個々人の判断に委ねられる。