榎宮祐
かみやゆう
概要
1984年11月10日生まれ。
ブラジル出身の在日ブラジル人で、本名はチアゴ・フルカワ・ルーカス。母が日本人、父は日系ブラジル人(イタリア・ポルトガル系移民と日系移民のハーフ)である。
ブラジルで生まれた後アメリカで育ち、7歳から日本に移住した。本人によれば本籍は今でもブラジルにあるとのことである。
高校生の頃から絵を描き始め、同人活動を経て商業アンソロジーなどに参加するようになる。
当初はイラストレーターとしての活動がメインであったが、2005年に『エアリセ』で漫画家デビューしたことを機に漫画家としての活動に重心を置くようになる。
2011年に胃がんと診断され、活動を休止しアメリカでの入院・治療を行った。以降は体に大きな負担がかからないようイラストレーター・漫画家としての活動はセーブし、ライトノベル作家としての活動が主軸となっている。
がんの手術・治療を終えた直後の2012年、アシスタントの一人であった柊ましろと結婚しており、2015年には長女が生まれたことを公表している。
妻と子供との生活の様子を自身のTwitterアカウントで頻繁に投稿している。
イラストレーターとしては、虹のような鮮やかな色使いを特徴とし「榎宮塗り」、「七色の筆使い」などと呼ばれている。
華奢な体型の美少女キャラを多く手掛け、ニーハイソックス(サイハイソックス)や眼鏡、ヘッドフォンなどのモチーフにこだわりがある様子が見られる。
また、自身のサイトやPixivには鈴仙・優曇華院・イナバのイラストが多数投稿されており、「うどんげの人」と呼ばれるほど。
ペンネームの由来
日本人の苗字である「神谷」の「かみや」という響きが好きで付けた。しかし、「神谷」をそのまま自称するのは恐れ多いと思い「か」・「みや」と区切って「榎宮」と当てた。「宮」は最初に決めており、「榎」は目を閉じて変換キーを数秒押しているとそれに変換されていたためとしている。
なお、「祐」は適当に考えたとのことでよく覚えておらず、当時熱中していた「冬を背景にした某泣きゲーの主人公」から取った気がする、と述べている。
代表作
- 『エアリセ』(漫画)
- 『いつか天魔の黒ウサギ』(ライトノベル。イラストを担当)
- 『グリードパケット∞』(漫画)
- 『ノーゲーム・ノーライフ』(ライトノベル。文、挿絵イラストともに担当。コミカライズ版は柊ましろとの合作)
- 『クロックワーク・プラネット』(ライトノベル。暇奈椿との共著。イラストは茨乃)