概要
本編の百年ほど前まで世界最強の剣士と謳われていた大英雄。三大剣術流派の一つである北神流の頂点に立つ二代目「北神」、カールマン二世として知られる。
父親が魔神殺しの三英雄の一人である初代北神カールマン・ライバック、母親が不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバックと、人族と魔族の混血児である。幼い頃は魔族の身体的特徴が色濃く現れていたが、成長するに従い人族の外見に近づいていった。
世界中を旅して王竜王カジャクトや大ベヒーモスを討伐するなど数々の武勇伝を重ね、七大列強第七位「北神」にまで上り詰めたが、現在はその座を息子に譲って消息不明となっている。
彼の活躍は「北神英雄譚」として数多の吟遊詩人や小説家などに編纂され、世界各地で抜群の知名度を誇った。
余談
『無職転生』と世界観を同じくする『王竜王討伐 -最終章にして序章-』に主人公として登場した。そちらではざんばらに切った黒髪に精悍な顔つきをした少年として描写されている。
物語は重度の英雄願望を持つ彼が父の敵を討つために王竜王カジャクトへ挑むという筋書きであり、『無職転生』のおよそ三百年前とされる。ただし、両者の間では設定に食い違いが見受けられるため、一種のパラレルワールドとして扱うのが適当。