概要
北神流剣士の頂点に立つ「北神」の一人。「北神」は複数人が名乗れるので、息子の北神アレクサンダーと区別のため北神二世と呼ばれている。
魔神殺しの三英雄の一人である初代北神カールマン・ライバックと不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバックの息子。
『王竜王討伐 -最終章にして序章-』は『無職転生』のおよそ三百年前が舞台の物語で、アレックスが父親の名誉のために王竜王カジャクトへ挑むという筋書き。『無職転生』でもアレックスが王竜王を倒したことが北神英雄譚として語られていたり、その時に手に入れた武器がでてくる(ただし、『無職転生』の世界観を作る前に執筆した物語なので設定に食い違いが見受けられる)。
『無職転生』での活躍はこちらを参照。
容姿
不死魔族と人族のハーフで王竜王討伐の時点で年齢は数十歳を超えているが、見た目は幼さを残すざんばらの黒髪の少年。
人物像
楽天的な性格だが、見た目に反して年齢相応の落ち着きや、人族には出せない禍々しい雰囲気を持ち、アンバランスな印象を与える。人助けは英雄の第一歩と普段から人助けをしているのでお人よしと思われがちだが「危なくなったら、置いて逃げて欲しい」という頼みを疑問もなく了承するなどドライな考え方の持ち主。
英雄を目指しているが、その理由は己の信じる正義のために剣を振るった本当の英雄である父親の英雄譚が笑い話になっていることが許せず自分が有名になることで父親の偉業を世間に知らしめるのが目的で英雄そのものに羨望を抱いていない。
戦闘能力
北神カールマンが不死魔王アトーフェラトーフェを倒すために編み出した不治瑕北神流の使い手。伝承では「曰く、その太刀にて負わされし疵、不治なり」と一撃で命を消し飛ばす、無慈悲なる剣とされている。
その剣は不死身の再生能力を持つアトーフェラトーフェや通常の王竜よりも二回り大きい王竜王カジャクトすら一撃で絶命させる攻撃力を持つ。「無職転生」では王竜王ガジャクトと戦った後に町一つ覆うほどの巨大なベヒーモスを倒したことが語られて、大型の相手と戦うのが得意とされている。
関連人物
- カールマン・ライバック
父親。心優しい正義の男で、どんな悪人でも相手が改心すれば、決してその命を取らなかった。そのため彼の英雄譚はホラ話だと世間一般では認識されているが、未だ生きる当事者たちは、口を揃えて彼こそが英雄だと言っている。
母親。カールマンから不治瑕北神流を習いアレックスに伝授した。
- シャイナ・マリーアン
王竜王討伐の際に出会った仲間。北神流剣士。無職転生ではアレックスと結婚したことが語られ孫が登場する。