概要
アスラ王国黄金騎士団の団長。
元々は各地を転々とする傭兵でアリエルの戴冠式の際にアスラ王国へと移動。
アリエルの声と容姿が気に入り、どうにかして配下になれないかと試行錯誤しているうちに、アリエルの目に止まり、今の地位まで上がった。
「アスラ王国の騎士団の中では一番強い」と自称しているが、ルーデウスは弱そうに見えており、立場が特別な強者を含んでいないと思っているが…
ネタバレ
以下ネタバレ注意。
正体は北神流剣士の頂点にして大英雄である二代目北神アレックス・カールマン・ライバック。
つまり「アスラ王国の騎士団の中では一番強い」は誇張でも何でもない事実で、毎度の事ながらルーデウスの目が節穴だと証明する事になった。
世界中を旅して王竜王カジャクトや大ベヒーモスを討伐するなど数々の武勇伝を重ね、七大列強第七位にまで上り詰めた。
彼の活躍は「北神英雄譚」として数多の吟遊詩人や小説家などに編纂され、世界各地で抜群の知名度を誇った。
しかしある日、愛用の剣である王竜剣カジャクトを初めて使った剣聖が剣帝以上の強さになるのを目の当たりにして、自分が本当に強いのか疑念が生じ、王竜剣カジャクトと七大列強七位の座を息子のアレクサンダーに渡して剣以外の武器での戦い方の研究と弟子の育成のために旅をしていた。
なお、北神自体は引退していないため北神二世と呼ばれている。
戦闘能力
もともとは圧倒的な破壊力を誇る不治瑕北神流の使い手で、100年ほど前は「最強の剣士」と呼ばれていた。
現在はリーチが長い方が有利と言う考えから棒術を使う。俊敏で密度の高い動きは相手が予想しにくい。
アレクサンダーが、王竜剣カジャクトの力をセーブしている状態で戦った際は、何度もアレクサンダーの攻撃を受け流し、体制を崩しており、王竜剣カジャクトなしならアレクサンダーより強いようである。
棒術の研究過程で、創意工夫で強くなる北神流の真髄を理解し、不意打ちへの対処などを身につけるが、棒術では不治瑕北神流の技は使えないので、王竜剣カジャクトを別にしても全盛期よりも弱くなっている。
作中では一度だけ、母のアトーフェラトーフェの剣を使って闘神相手に不治瑕北神流を使った。
余談
作者によると前作主人公のポジションで、ルーデウスの活躍を喰いかねないので、サポートに徹して貰ったとのこと