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英雄になりたいんです。父を超える英雄、父を超える北神カールマンにね


概要編集

北神流剣士の頂点に立つ「北神」の一人。世界で最も強い七人の戦士・七大列強の第七位。

「北神」は複数人が名乗れるので、父親の北神カールマン二世と区別のため北神カールマン三世(北神三世)と呼ばれている。

父親は大英雄アレックス・カールマン・ライバックであり、幼少時代から父親の英雄譚に憧れて父親を超える英雄になるべく冒険者として世界中で活動している。

その冒険者ランクは最高峰のSSと、生きる伝説とも言っていい。


容姿編集

不死魔族のクォーターで外見は幼さの残る黒髪の少年。

なお、100年会っていない祖母と父親の3人で暮らしていた時期があるので年齢は少なく見積もっても100歳以上である。

容姿が判明した時は読者からルーデウスよりも主人公ぽいと言われていた。


人物像編集


君程度の雑魚でも、強者同士が話している間、少し待つ事ぐらいはできるでしょう?


承認欲求の強い自信過剰な自慢屋と外見同様に精神年齢も実年齢より遥かに幼い。

父親からは「才能がある」と言われて、本人も自覚しているが、父親を超えて史上最強の英雄になれると確信するなど、かなり自惚れが強く「自分ではなく祖父のカールマン一世のようになれ」という父親の教えに反して「世間から偉大だと認められて初めて偉大になる」と「不特定多数からの称賛」を重視し、それが英雄としての指標だと勘違いしている。

「何の罪のない相手を殺すのは嫌だけど背に腹は代えられないっていうしね」と英雄としての称賛を得るためには悪事にすら手を染め、ルーデウスからは「モラルの欠如した力を持つ子供」と称される。


ただしこのような性格になってしまっている背景には、才能に恵まれ簡単に最強クラスの武器が手に入り、あっさり強くなった歪みによるところがあるようで、根っからの悪人という訳ではない。


戦闘能力編集

北神の象徴と言える魔剣・王竜剣カジャクトの所有者で、剣の能力である「重力操作」によって、斬撃の重さを上げたり、敵の攻撃をそらし、重力を無視した空中機動で、アクロバティックに動くことができる。

このほかに不死魔族の血による頑丈な肉体と再生能力から、全身が潰されても死なない生命力を持つ(再生速度は純血不死魔族に比べてかなり遅い)。


作中では最低でも500メートルの大きさのベヒーモスを難なく倒し、魔導鎧一式装備のルーデウスエリスルイジェルド神級一人を加えた四名と互角以上に渡り合った。

しかし、この強さは王竜剣カジャクトによるところが大きく、王竜剣カジャクト無しで負けると言い訳して負けを認めないなど、王竜剣カジャクトの力に頼り切っている。

また、大雑把な性格から罠や演技を見抜けない、自信過剰な性格から敵をなめて窮地に陥るなどの欠点がある。この性格は不死魔族の種族的特徴でもあるが、純血不死魔族のように戦闘中にダメージを再生させることができないので、無視できない欠点となっている。


総じて才能自体はあるが未熟な面が強い。


勝つために手段を選ばないが、自分が使う北神流以外の北神流派閥の技を嫌っており、特に自分に付いていけなくなって鞍替えした北帝オーベールたち奇抜派は北神流と認めていない(周囲の評価を気にしているので、奇抜派の評判の悪さも嫌う一因かもしれない)。


装備編集

  • 王竜剣カジャクト

魔界の名工ユリアン・ハリスコが鍛え上げたあらゆる武具の頂点に立つ世界最強の魔剣。

その材料には北神アレックスが討伐した王竜王カジャクトの遺骸が使用されており、王竜の固有魔術である重力魔術を行使する力を所有者に与える。具体的には攻撃・防御共に重力操作による補助を受けると同時に、三次元的な機動を可能とする。

また周囲の重力を操作することで敵対者を空中に捕らえることも可能。

初めて使った剣聖でも剣帝以上の戦闘能力になる強力な武器で、所有者だった北神アレックス曰く「あまりにも強すぎて、どんな敵でも相手にならない」と自分の実力が剣によるものだったのではないかと疑問を持つ事になり、手放して以降はどんな戦いでも使わないと戒めるほど強さだった。


使用技編集

  • 重力破断

「右手に剣を」

「左手に剣を」

「両の腕で齎さん、有りと有る命を失わせ、一意の死を齎さん」


北神流奥義。両手で王竜剣を握り大上段から振り下ろす技。対象者は重力操作の効果によって強制的に宙に浮かせられ、満足に身動きできない状態で周囲一帯と共に衝撃で吹き飛ばされる。


指導者として編集

指導者としては北神となった時に師事した者は20人以上いたが、教えるのは自分でも認めるほどに下手だったので、ほんの数年で全員別の道を進んでしまった。


関連人物編集

父親。幼いころから英雄譚を聞いて自分もそうなろうとするが、アレックス自身は自分の英雄譚を「北神の名を有名にしようとして結果的にいい方向になっただけ」と「自分ではなく力が及ばずとも世界のために決死の覚悟で戦ったカールマン一世のようになれ」と教えていた。


甥。ランドルフの成人まで一緒に修行していた。アレクサンダーはランドルフに苦い思い出があるらしい。


祖母。幼少期は一緒に暮らしていた。アレクサンダーが死んだと思ったときはしんみりした雰囲気だった。


祖父。アレクサンダーが生まれたときには、すでに死亡していたので面識はない。魔神殺しの三英雄の1人で、父親からは祖父のようになれと言われていたが、派手な逸話もなく三英雄の中でも名前を忘れられるなど地味な扱いだったので、心に響かなかった。


作中の動向編集

以下ネタバレ注意







































ビヘイリル王国における最終決戦において実の父親であるアレックスと対峙。龍神オルステッドを倒しスペルド族を全滅させることで父親を超えることを宣言するも、呆れ顔で諭され戦闘に突した。ルーデウスの援護を受ける父親を相手に装備の差から戦いを有利に展開するが、途中からエリスとルイジェルドが加わった相手方に苦戦を強いられる。そしてアトーフェラトーフェが龍神陣営の援軍として到着したことが決定打となって一行に敗北。逃亡するさなかにルーデウスと共に地竜の谷へ落ち、そこで一対一の決闘となる。


……俺は龍神配下、『泥沼』のルーデウス・グレイラット

!我が名は『北神』アレクサンダー・カールマン・ライバック!


完全にルーデウスを見下し負けるとは思っていなかったが、接近してきた彼に岩砲弾の連射を叩きこまれ肉塊と化し、七大列強第七位の座を失った。




















😡😡😡


しかし、不死魔族の生命力によって生存し、谷底へ投げ込まれた闘神鎧の力で復活。闘神鎧に加えて王竜剣カジャクトを装備して、闘神バーディガーディとの戦いで疲弊したルーデウスたちを薙ぎ払い、スペルド族の集落へと向かう。

そこで現れた龍神オルステッドと交戦するも、神刀を抜いた龍神には指一本たりとも触れることが出来ないまま叩きのめされ、闘神鎧を引きはがされる。


実力差に心が折られた後は謙虚な性格となり、真の英雄を目指すべく龍神配下として行動するようになった。


後にルーデウスの息子ジークハルト・サラディン・グレイラットを弟子に取った。


関連タグ編集

無職転生

ルーデウス・グレイラット

アレックス・カールマン・ライバック

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