概要
自動人形の研究により製作された全身鎧の魔道具。闘気を纏えないルーデウスが反応速度や防御力などの弱点を補うために仲間と共に作った。「闘神」が纏っていたとされる黄金の鎧の話をヒントに作られたが、自動人形の技術で作られているため似て非なるものである。
魔力を流すことで自在に動き魔力量に応じた力を発揮するが、消耗が激しく基本的にルーデウス以外の人間には使えない(ルーデウスと同等かそれ以上の魔力の持ち主も存在するが、種族特性で身体能力が高かったり、高水準の闘気を纏えたりできるので使ってもデメリットしかない)。
以下ネタバレ注意
老ルーデウスの鎧
体高 | 2メートル強 |
---|---|
稼働時間 | 半日(出力全開) |
動力源 | 魔力 |
装甲材質 | 土魔術で作った黒石塊 |
未来からきたルーデウスが使っていた魔導鎧。
ヒトガミへの復讐を決意したルーデウスがザノバと協力して作った。協力者も少なく(クリフが生きていたらもっと完成度が高いものができたと回想している)半分粗大ゴミと評されているが、自動人形を長年研究した高い技術力から、火力と防御力では一式に劣るが、整備性、ダメコン、修理性、機動性、技術性、持続力などの性能では上回っており、七大列強下位クラスの身体能力を得ることができる。
一式
体高 | 3メートル |
---|---|
稼働時間 | 1時間 |
動力源 | 魔力 |
装甲材質 | 土魔術で作った黒石塊 |
龍神オルステッドと戦うために製作した試作型魔導鎧。初戦が森での戦闘を想定したためカラーリングは迷彩色にしている。
全身を無骨な装甲板で覆っているため非常に重量があり、魔力を流して動かさないと立たせることもできない。機体の背後の穴からはめ込むように着こみ、背部の緊急脱出用の魔法陣が刻まれた装甲板を装着する。
七大列強下位並みの防御力と機動力を持つが魔力の消費が大きくルーデウスですら戦闘中に魔力が枯渇してしまう危険性がある。他の魔法陣を修復する魔法陣を組み込まれているため大部分が破壊されても稼働できる。
武装は右手に秒間10発の帝級岩砲弾を発射するガトリング砲、左の掌に魔術を破壊する吸魔石を搭載。近接戦用の武器として先端に硬いものほど簡単に斬れる魔力付加品の短剣を付けた盾を装備している。
二式改
動力源 | 魔力 |
---|---|
装甲材質 | 土魔術で作った黒石塊 |
消費魔力の減少と小型化を目的にデチューンした魔導鎧。カラーリングは漆黒。
胴体部分の魔法陣を撤廃し、腕パーツと脚パーツに魔法陣を集中させた「二式」を作ったが、全力で動かすと手足が根本から千切れてしまうため、補助用の魔法陣を組み込んだ胴パーツを作り完成した。
性能は聖級剣士並みと大きく下がったが、普段からローブの下に着込んでも平気なほど、小型化と消費魔力の減少に成功した。
武装はガトリング砲を簡略化した岩砲弾をほぼ同時に10発放つショットガンと左の掌に吸魔石が付けられている。後に内部にある魔法陣が描かれたスクロールを腰のボタンを押すだけで発動させる「スクロールバーニア」をロキシーが開発し背中に追加した。
零式
体高 | 3メートル |
---|---|
動力源 | 魔力 |
装甲材質 | 土魔術で作った黒石塊 |
ギースとの決戦に備えて作られた短期決戦用魔導鎧。カラーリングは紺。
消費魔力を数倍にすることで、機動力と装甲を大幅に上昇させた。
右手にはガトリング砲と拳の先端に硬いものほど簡単に斬れる魔力付加品の短剣を装備。左手にはショットガンを装備。初戦では重力を操る王竜剣カジャクトを背中に装備していた。