ランドルフ・マリーアン
らんどるふまりーあん
「死神は常に後ろに立つものですよ」
王竜王国の切り札「死神」。世界で最も強い七人の戦士・七大列強の第五位。ただし列強になった当時に比べて弱体化している。
二代目北神アレックスの孫で成人前まで三代目北神アレクサンダーともに祖父の下で修業していたが、仲違いし魔大陸で独自に技を磨き先代七大列強五位死神ラクサスを倒し列強入りした。称号を欲する者達と10年ほど戦い嫌気が差して故郷へ帰り、王竜王国で料理を学び親戚の定食屋を継いだ。しかし、料理の才能は無く経営難で破産し借金が残ったところを大将軍シャガール・ガルガンティスに拾われ王竜王国の騎士になった。
その後はシャガール子飼いの暗殺者を務める。
暗殺者として人を人と思わず何万人と斬り殺し、陰気な顔に不気味な笑い方で快楽殺人者のように語られているが、「料理が趣味の心優しい男」と自称するように普段は気さくな性格。料理を散々けなされても悲しむだけで怒りはしなかった。趣味の料理は下手の横好きで、紫色のシチューを食欲のそそる色と言うなど、お世辞にも優れているとは言えない。
北神流帝級相当に水神流王級相当の我流の剣術の使い手で、定石を持たずに使えるものをすべて使って勝利する。
得意技は演技で戦いながら相手の思考を誘導する「幻惑剣」。その技で追い詰められているように見せかけてカウンターで敵を倒し、追い詰められているのを相手に気づかせず窮地を逃れる。
長い間戦いから離れていて現在の実力は三大流派の長に遠く及ばないと七大列強で一番弱く、作者によると魔導鎧一式装備のルーデウスと戦えば負け、二式改装備のルーデウスでもザノバとロキシーの3人の連携で追い詰められるなど他の列強クラスと比べると見劣りするところがある。
しかし、常人では太刀打ちできない実力者なのは変わりなく、暗殺者界隈では、敵に回したら雇い主を殺して逃げろと言われており、作者によると剣神の守りを突破して暗殺を成功させることもできるらしい。
使用技
- 砕鎧断
ランドルフの奥義。斬ったものをガラスのように粉々にする斬撃を放つ。ザノバには痣ができる程度のダメージしか与えれなかった。
- 幻惑剣
ランドルフの得意技。相手に攻めるべきだと思わせてカウンターを取る誘剣と、相手に攻めるべきではないと思わせて窮地を逃れる迷剣の二種類があり、戦いながら相手の思考を誘導する。