概要
三大流派の一つ。専守防衛が原則の受け流しとカウンターを中心とした防御の剣術流派。
達人になると殺気や魔力の流れを読んで、魔術などの飛び道具を含めたあらゆる攻撃を受け流してカウンターを放つことができる。
自分から攻撃する手段に乏しいため、挑発などで相手から責めさせる技術も存在する。
剣神流とは逆に自分から動く必要がないので、全身鎧など重装備に身を包む。
その性質から最強の流派とされている剣神流とは相性が良く、ある程度の実力差が無いと水神流が勝ち、「一対一の戦いにおいて水神流に勝てる流派は存在しない」とまで言われている。
貴族や騎士など要人警護などを職務とする者に好まれており、本道場はアスラ王国の剣術指南役を務めている。
使い手の特徴としては真面目で忍耐強い勉強家が多く、挑発の応用で話し上手なことから、水神流の女性剣士は貴族の間では人気がある。
流派の長である水神になるには、初代水神レイダルが残した五つの奥義を三つ習得して男性ならレイダル、女性ならレイダ・リィアを名乗るという掟があり、これ以外にも家を捨てて初代水神に嫁いだ王女の逸話から水神の伴侶は家名を捨てるという掟がある。
そうした掟から家名を捨てるのを拒むなどで、水神の条件を満たしながら水神にならない者も存在し、単純に水神が流派で最も強いとは限らない。
主な使い手
- 初代水神レイダル……神級剣士にして水神級魔術師。歴代で唯一五つの奥義全てが使えた。男性の水神は代々レイダルを名乗る。
- 水神レイダ・リィア……女性の水神が名乗る名前。作中のレイダ・リィアは奥義二つを合わせた独自の奥義が使える。
- イゾルテ・クルーエル……作中のレイダ・リィアの孫娘。