KOFシリーズ第9作。『'94』・『'98』と同様にストーリーのないドリームマッチ作品(いずれもワールドカップイヤーという共通点がある)。
『2001』で一応の区切りの付いたネスツ編に続く作品だが、ネスツ編のみならずKOF全作の集大成として位置づけられている。ラストボスは『'98』以来の復活となるオメガ・ルガール。本作でのCVは若本規夫。
システム面ではストライカーシステムを廃止し、『'98』以前の3on3に回帰。クイックMAXとどこでもキャンセルの導入で連続技を重視したゲーム性となり、特に通常技をキャンセルするクイック系のシステムは以降のKOFでも定番となった。ゲームバランスの良さからシリーズの中でも人気作となったが、本作以降『XIII』に至るまでのコンボの複雑化の嚆矢でもある。