鳳蝶(戦国†恋姫)
あげは
鳳蝶とは、『戦国†恋姫』シリーズに登場する佐竹義重の通称である。
常陸国を統治する佐竹家当主(史実と同一なら十八代目)。
物静かで細身ながらも「人鬼」とも畏怖される猛将。美空(長尾景虎)とは刀剣趣味仲間として以前から仲良し。
「鬼に堕ちた最上に唆された伊達により常陸国が侵攻されている」と、関東管領である美空に救援を要請したことが『EX壱』の事件の発端となる。
礼儀正しく謙遜の強い性格をしているが、その実馬上の敵を騎乗する馬ごと両断してみせるほどの剛剣の使い手。また、戦の待機時間に「手慰み」として大量の虫の羽を引き千切る、大将の不在に際し代理となった名月(北条景虎)に大将不在の原因を作った伊達への敵意を吹き込もうと接近するなど、その言動にはやや不穏なものが見え隠れしている。
お家流は周囲に自身の力で生み出した蝶を飛ばし、その鱗粉に含まれる即効性の高い麻痺毒で標的の身体の自由を奪う「千屍万煌(せんしばんこう)」。広範囲に展開することも可能だが、鱗粉さえ吸わなければ効果を発揮しないため、仕組みを知ってしまえば対処は容易という弱点を持つ。