斉藤八雲の中学時代の担任教師。
中学生の八雲を心から気にかけてくれた心やさしい女性。
八雲が抱えている闇に心を痛め、なんとか力になりたいと思う。
両目の赤い男に犯されたという辛い過去を持っている明美には、殻に閉じこもり、その中で震えている八雲が見えるような気がした。
八雲と正面から向き合い、赤い目を怯えることもなく、その視線を受け止める。
「あなたは誰にも呪われてない________」
明美のまっすぐな愛情は、凍りついていた八雲の心を溶かし始めていく
斉藤奈緒の実の母親。
斉藤一心は高岸の初恋の相手である。