概要
エスニックジョークとは、民族性・国民性など一般的に持っていると思われる典型的な性格や行動などに着目し、その特徴を端的に表現したり、比喩するようなエピソードを紹介することによって笑いを誘うもの。
一般的に思われるものとしてたとえば「日本人は集団主義」「ドイツ人が合理主義」などが特徴が共通に理解してから成立するジョークでもある。
エスニックジョークに用いられている民族性(国民性)とは当然にステレオタイプなものであり、必ずしも現実で一致しているものではないため差別的ととらえられる場合もありえる。
現在では各国を擬人化した日丸屋秀和が書いた漫画『AxisPowersヘタリア』の登場キャラクターを用いたものが多く見られる。
例
- この世の天国とは「コックはフランス人 、警官はイギリス人 、技師はドイツ人 、銀行家はスイス人、恋人はイタリア人」
この世の地獄とは「コックはイギリス人、警官はドイツ人、技師はフランス人、銀行家はイタリア人、恋人はスイス人」
- 様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。
それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?
・ロシア人には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきました」と伝える。
・イタリア人には、「海で美女が泳いでます」と伝える。
・フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。
・イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。
・ドイツ人には、「規則ですので飛び込んでください」と伝える。
・アメリカ人には、「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える。
・中国人には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。
・日本人には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。
・韓国人には、「日本人はもう飛び込みましたよ」と伝える。
などといったジョークがある。