エ・ナイウル
えないうる
エ・ナイウルとは、丸山くがね作のライトノベル『オーバーロード』に登場する地名である。
概要
リ・エスティーゼ王国最北部の辺境に位置する、リンデ海に面した大都市。ナイウーア伯爵領で、最大の海の恵みに富んだ港湾都市。
もっとも領内最大とは言っても、領境を越えた東に存在する『リ・ウロヴァール』には面積も入港船舶数も劣っており、唯一勝っているのは漁獲高ぐらい。
特徴
ナイウーア伯爵家は魚料理において王国一の座を勝ち取るべく、代々研究を重ねてきた。そして努力の甲斐あって、醤油をベースに蜂蜜などを合わせたタレを食材に塗り、焦がさない様に慎重に焼く『ナイウル焼き』を完成させている。
このナイウル焼きは、美食家達の間で有名らしい。
軍事力
都市には、魔術師組合・神殿所属・冒険者・その他の魔法詠唱者(マジック・キャスター)がおり、全員で50人より少ない数が書籍版14巻の都市防衛戦でデス・ナイト(盾持ち)やデス・ウォリアー(二刀流)の率いるアンデット集団と戦った。
乱入した朱の雫によってデス・ナイトやデス・ウォリアーは倒されて一命を取り留めた。
他にもナイウーア伯爵家の私兵がいるが、エ・ナイウルで最高位のミスリル級冒険者チーム、『四武器』が最大戦力となっている。
ちなみに伯爵家の家宝に、『五色聖剣』という名のロングソード型のマジックアイテムが存在する。
このアイテムは炎、雷、酸、音波、冷気の力が宿っていて、斬り付けるとこの属性ダメージも同時に与える事が出来る。しかし、刃が付いていないので模擬剣の様に殴打武器として使う事になるという、「何故こんな形状で作ったんだ」と突っ込みたくなる様な作りをしており、更に聖属性のダメージを与える訳でも無いのに何故か『聖剣』の名前が付いているという、総括すると色々と突っ込み所の多い武器となっている。