CV:岩崎ひろし
概要
エ・ナイウルの領主を務める伯爵。正妻が産んだ長男(17歳)と三男(12歳)、側室が産んだ次男と長女がいる。
人物像
魔導国のアンデッドの軍勢を前にしても、緊張感を一切感じさせない威厳皆無な声で話すなど、普段はどうにもユルくて頼りなさげな雰囲気を漂わせている模様。
しかし、仕事で何度か顔を合わせているミスリル級冒険者チーム『四武器』のリーダー・スカマは、「かなり頭の回転の早い人物」だと認識している。
更に、都市防衛戦で召集した魔法詠唱者(マジック・キャスター)の部隊や私兵の前では、スカマを相手に話していた時の頼りなさは一切感じさせない威厳や自信に満ち溢れた声で檄を飛ばしている。
普段の一人称は「私」だが、貴族として振る舞う時は「儂」になる。
容姿
日に焼けた肌と引き締まった肉体を持ち、『海の男』といった風体の40過ぎの男。
前髪と頭頂部の髪の毛が殆ど無い代わりに、左右と後ろに豊かだった時代の名残があり、それを持ってきて頭頂部の地肌を少しでも隠そうと努力している。
アニメでは四期第9話で登場。その際に見せた服装はどちらかと言えば『海の男』と言うよりも、海賊を思わせた。
その服装が引き締まった肉体をより際立たせていた反面、上述のユルい口調がどこかミスマッチであった。
作中の動向
初登場は書籍版14巻の2章。エ・ナイウルに侵攻してくる、アンデッドの軍勢に対する防衛準備が整うまでの間、スカマと敵陣を眺めつつ会話をしていた。
召集した魔法詠唱者の部隊や私兵に高額の報酬を出してやると宣言していた所、「別の報酬として、伯爵家の家宝のマジックアイテムが欲しい」と言い出したスカマの仲間であるリリネットに対し、ナイウーア自身は冗談めかして「三男の側室になるのであれば構わない」と言ったのだが、リリネットが本気で三男の側室の座を狙っている事を知り(元からショタコンだった)キャラがぶれる程に動揺していた。
その後は戦闘に突入したため出番は無かったが、パワードスーツを装備したアズスが、主戦力のデス・ナイトを殲滅して部隊の危機を救った事とアインズが標的を王都に変更した事を考えると、恐らく彼も逃げきって生存していると思われる。
関連タグ
同作品のキャラ。エ・ランテルの都市長を務めていた貴族。立場は元より、『無能の皮を被った切れ者』という点が似ている。
しかし、こちらは14巻では王都で書類整理の内政を務めていたと思われる為に、仮に王命で四方八方に同時に逃げたとしても逃げ切れる可能性が低いので、蒼の薔薇や漆黒聖典の様な転移方法でもない限り生存率が絶望的に近い。