【開発前史】
2020年4月、日本、アメリカ、ロシア、イスラエル、イギリスを主体とした多国籍統合軍が結成された。それに伴い、中国、ベトナム、チェチェン、インド、コンゴ、イランを主体とした反統合軍も結成されていた。それと同時に、第二次ベトナム戦争が勃発した。戦争は長期化し、新たな戦闘機の性能が要求された。そこでFz-109 等が相次いで投入された。しかし、初期の熱核エンジン搭載戦闘機は大型だったため、小型化を念頭に新たな戦闘機を必要とした。
そこで試作機YF-0が開発されることとなった。
YF-0はさまざまな面で活躍したため、その実践データを元に開発が行われた。
【機体】
機体はどことなくステルス性を考えていない可変翼機であるが、アビオニクスに搭載されている強力な能動型ステルスシステムのおかげで機体のステルス性は従来機Fz-109 でも探知しにくいといわれている。
尚、SV氏の東方系の物語ではにとりによってマクロスの「バルキリー」系仕様=可変戦闘機仕様に改造されている。
(※ただし、キャノピーは装甲を施されているほか、変形方式はVF-1バルキリーに似る。)
【エンジン】
エンジンはGE EDF-700 熱核エンジンを採用している。このエンジンは推力が 2040kN(1基あたり)と非常に高性能で、高度3万メートル以上ではマッハ27という早すぎる速度で移動できる。また、推力偏向ノズルを備えており、上下30度、左右20度まで作動する。おかげで機動性は Fz-109 や F-67/Su-67 より非常に高い。なお、VDF-0 は試作機であるため、一般機仕様2機と、指揮官機仕様2機が製作されている。一般型はA型で、指揮官機はE型である。(後に軍に正式採用され、量産される。)
【アビオニクス】
アビオニクスは高性能な APGX-0 対ステルスレーダー兼能動型ステルスシステムと、AOG製赤外線画像探知装置を装備している。
【コックピット】
コックピットは統合型タッチパネルと思考制御を兼ねたサイバーコックピットで、脳波だけで機体をコントロール可能。なお、思考制御に問題が発生した時に備えて、通常の操縦装置も残されている。
【武装】
武装は AIM-157E レーダー誘導AAM×18、AIM-240D 赤外線誘導AAM×8、前方レーザー機銃1門(指揮官機は2門)、後方レーザー機銃1門(指揮官機は2門)、ASD-59対地反応弾×2、X-93C 無人戦闘機×1、ASM-77対艦ミサイル×4となっている。
【大きさ】
全長:18.70m
全幅:17.70m(後退角27度)14.50m(後退角72度)
全高:5.32m
【派生型】
XVDF-0A:後の試作型や量産型とパーツ互換性が少ない概念実証機。
YF-0:F-14のパーツをほとんど流用した先行試作/量産型。
VDF-0A:単座の一般パイロット向け試作型。後に正式採用されて量産化される。
VDF-0B:機種転換用の非武装練習機で複座型。
VDF-0C:A型のアビオニクスを変更し、グレードアップした仕様。
VDF-0D:複座の練習機/戦闘攻撃機型。
VDF-0E:単座の指揮官型。後に正式採用され、A型より少ないが量産化される。
VDF-0F:D型をベースとした複座の戦闘攻撃機型。野崎真央の愛機。
VDF-0G:SEAD用の攻撃機型で複座型。
VDF-0H:C型にF型と同等のアビオニクスを搭載した制空戦闘機型。
VDF-0I:F型のイスラエル方面配備型。
VDF-0J:F型にSS型の技術をフィードバックした日本方面の配備型。
VDF-0S:E型にアップグレードを施した指揮官専用型。
VDF-0SS:機銃をはずした代わりにレーザー機銃を増設した単座の試作戦闘機型。
VDF-0XX:全面再設計を行った最終量産型。