概要
『Cuphead』の有料追加コンテンツ「The Delicious Last Course」から登場したキャラクター。
インクウェル本島より随分離れにある孤島「インクウェル島4」にてパティスリーを営む、擬人化されたソルトシェーカーのような見た目が特徴の『世界一偉大な料理人』。一人称は「ワタクシ」。
先のとがった鼻を持ち、赤い袖のついた白いジャケットと首の周りの赤いアスコットが特徴のシェフユニフォームを着ている。
シェフであることから、金属製のキャップはコック帽のようにも見える。
チャリスを生き返らせるためにワンダー・タルトを作ることを提案するなど、素敵で親切な人物のようだ。
活躍
チャリスがカップヘッドとマグマンを紹介した後、チャリスに紹介される形で初登場。チャリスを生き返らせるべく、3人にワンダー・タルトを作る計画を明らかにする。
ソルトベイカー曰く、タルトは幽界を支配する力を持っており、一口食べればチャリスが完全に生き返るらしい。
同時に、3人がボスと戦ってワンダー・タルトに必要な材料を集めるには最恐最悪な悪党を倒す必要があると告げる。
また、タルトの大切な隠し味は「『全身全霊』を込めること」であると述べていたが…
関連タグ
3人がすべてのボスを倒した後、ソルトベイカーの姿はパティスリーになく・・・。
以下、ネタバレ注意
ネタバレ
「よく帰ってきましたね、おせっかい焼きのガキどもが!
こんなに早く戻ってくるとは思いもしませんでしたよ。
だがもう手遅れだ…ワタクシの最高傑作、ワンダー・タルトはもうじき完成するのだから!
残念ながら、ワタクシ…一番大切な隠し味についてお伝えしておりませんでした…
・・・それは新鮮なタマシイ! マヌケなガキどもがワタクシの命令をこなしている間に、大事なお友達を捕まえておいたのさ。
(彼/彼女)のタマシイをワンダー・タルトに焼き込めば・・・幽界の大いなる力はワタクシのものだ!
まずは材料をいただかくてはね・・・その後はお前たちの頭をディナーの食器に使ってやろう!」
DLC版のラスボスであり、今回のシナリオの黒幕。
すべてのボスを倒した後にパティスリーを訪れると、その下に地下室があることが明らかになる。その奥底には実験道具の様な物騒な調理器具が並んだ不気味な部屋に、ギラギラとした目つきのソルトベイカーが。
彼の真の目的は、ワンダー・タルトの力を使って幽界の力を我が物とし、支配すること。
その為に自分だけでは敵わない材料を持つ悪党達をカップヘッド達に倒させると同時に、そこでは『全身全霊』という文字通り…すなわち『新鮮なタマシイ』を秘密の材料として追加する必要があったため、カップヘッドら3人の内1人を拉致していたのだ。
カップヘッド達は囚われた仲間と、ソルトベイカーの大それた野望を阻止すべく対峙する事になる。
戦闘
第1形態
ワタクシが下ごしらえをしているあいだに、敗北の味がたっぷり染み込んだようだね!
攻撃は以下の通りだが、それらに加えて上部の炎がときどき飛び降りてプレイヤーを狙う。エキスパートモードでは炎が2つになるほか、動きが素早くなりジャンプも高くなる。
・巨大なシュガーキューブを引き出して小さな欠片に砕き、そのうち5ピースを飛ばして攻撃する。シュガーは画面外に押し出された側から逆側に波うって移動するので、動きを覚えないと被弾しやすい。また、いくつかのシュガーはパリィすることができる。
エキスパートモードではシュガーが8つに増え、動きも素早くなる。
・デザートライムの集団をスライスし、そのうち4スライスを押しのけてカッターのように飛ばしてくる。
こちらは高度を変えながら飛んでくる。
エキスパートモードではスライスが5つに増える。
・ノームベリーのバスケットを押しつぶして、中のベリーのうち12個を上から左斜めに飛ばして攻撃する。
エキスパートモードではベリーが16個に増える。
・ローラーで小麦粉の生地を平らにし、クッキーカッターから動物の形をしたクッキーを6つ生み出す。クッキーはバウンドしながら迫ってくるが、シュガーやライム、ベリーと違って倒すことができる。
エキスパートモードではクッキーが8つに増え、動きも素早くなる。
体力を削るとテーブルを叩き、頭の中にキノコを入れて巨大化。手でプレーヤーを捕らえ、高笑いをあげながら第2形態に移行する。
第2形態
ワタクシの火力は増すばかり!お前たちはこんがり焼かれるのを待つばかり!
攻撃は以下の通りだが、第1形態のときにあった炎が居座り、変わらず妨害を行ってくる(エキスパートモードでも2つのまま)。
ちなみに、この段階でソルトベイカーの体にはわずかにヒビが入っている。
・画面の隅に4つのコショウ入れを召喚する。コショウ入れはペッパーコーンをくしゃみで飛ばしてくるが、倒すことでソルトベイカーにダメージを与えることができる。
・3〜4枚のパイナップルミントの葉を上からプレーヤーに振りかける。
エキスパートモードでは葉が3〜5枚に増える。
さらに体力を削るとガラスの本体が壊れ、白い閃光とともに大量の塩を放出しながら第3形態に移行する。
第3形態
さんざん骨身を削ったところで無駄なこと…ワタクシがこの世界を塩漬けにするのだ!
体が壊れたソルトベイカーだがまだ倒されておらず、画面に沿って跳ね返る2つの踊る塩の分身を崩壊した体から生み出し、けしかけてくる。おまけに、鋸刃も床に沿ってスライドしながら迫ってくる。
エキスパートモードでは鋸刃が2つに増えており、分身は跳ねるスピードが上がっている。
第4形態
そのカップの底に我が刻印を打ち付けてやろう!
塩の怪物となったソルトベイカーが背景の塩の山から立ち上がり、2つの塩の竜巻に変化(この竜巻は、いくつものソルトベイカーの顔がついた禍々しい姿となっている)。徐々に狭まってプレイヤーを追い詰める。
このときソルトベイカーの心臓が現れるので、上から下に落ちるガラスの欠片を足場とし、それを攻撃する必要がある。
ちなみに、心臓はピンクのときにパリィすることもできる。
エキスパートモードではより速く動く。
その後
カップ兄弟とチャリスに倒された挙句、激闘の余波でパティスリーは倒壊。更に逮捕されて裁判にかけられるという自業自得な報いを受ける事となった。
そして裁判官から無償の奉仕活動を行うように命じられ、労働を続ける内に自身の行いを猛省し、最終的にはパティスリーを自力で再建。そして更生したソルトベイカーは島のすべての住民のために再びパンやスイーツを振る舞い始める。
そんなソルトベイカーの側には、カップヘッドとマグマン、そして完全に生き返ったチャリスの姿があるのであった。