概要
(2名表記の理由は、ネタバレを参照の事)
失われた王家の末裔であるクズレの娘。母親は既に病で他界している。
明るい性格であるが暴走気味で、初対面であるコウやヨウに対し、「父が語り聞かせてくれたから」という理由だけで激しくスキンシップをとっていた。
何かに悩んでいる様子を見せるが……?
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以下、スイの秘密に関係するネタバレがあります。
その正体は、ヒトデナシがスイの姿を真似た偽物であり、同時に個体を持たないヒトデナシから生まれたイレギュラーともいえる存在。
本物のスイは生まれてすぐに不治の病を患い、生まれてからずっと寝たきりの状態だった。そのため外の世界の事はクズレの語りでしか知らず、いつか世界を歩むことを彼女は望んでいた。
しかし病が治ることはなく、一度も歩くことなくこの世を去っている。
シナリオに登場するスイは、最愛の妻と娘を亡くし自暴自棄となっていたクズレの記憶から、ヒトデナシが再現したコピー。そのため、幼少の頃のスイの姿となっている(生きていればユエルやソシエと同年代であった可能性がある)。
偽物は本物と瓜二つの姿であったものの、性格はヒトデナシそのままであり、対面したクズレの「その口調が気に入らない」(意訳)という言葉により、彼女の生きた証ともいえる物語をヒトデナシに聞かせ、ある意味でも娘であったスイの口調やしぐさなどを完コピさせた。
クズレが何故にこうした行動をとったのか? それがある意味でも本シナリオの肝となる。
その後、コウやヨウと遭遇、彼らや様々な種族の愛を知ったことで、ヒトデナシがどのような外道な行為を行っていたのかを知る事になった。