概要
DARKER_THAN_BLACKシリーズに登場する特殊能力者のこと。
初めて確認されたのは、東京の「地獄門」・ブラジルの「天国門」が発生してから1週間後。
特殊な能力「契約能力」を使用可能だが、それと引き換えに「契約対価」という行動をとらなければならない。
この「使ったぶんだけ支払う」というのがまるで何かと契約しているようだ、ということで契約者と呼ばれるようになった。
契約者は後天的なものであり、普通の人間がなんの前触れもなくある日突然契約者になってしまう。
契約者になると思考が極めて合理的になるのが特徴で、そのせいで契約者になりたての者はなにかしらのトラブルを起こしがち。
契約者の存在は世間には秘匿されており、関わった者は記憶消去処置を受けてしまう。
能力・対価
原則として契約者1人につき能力1つ、対価1つ。
能力の強力さと対価の重さが釣り合ってるとは限らない。
能力
非常にバリエーション豊かだが、被りがあったり上位・下位互換みたいなのもちらほら。
- 例えば猫の契約能力は「目を合わせた動物に憑依して操る」というものだが、作中には同じ系統で対象が人間に限定されている者や、動物でも人間でも可能という上位互換の者もいた。
また、作品のジャンルがバトルものなので作劇の都合上戦闘用の能力が多く出てくるが、必ずしも直接戦闘に役立つものというわけではない。
- イツァークの契約能力「観測霊の招集・捕獲・操作」はドールの妨害や情報収集に役立つものの、物理的な殺傷能力は一切持たない。
能力の使用時は目が赤く光り、体や能力対象が青く光る。
この青い光は「ランセルノプト放射光」と呼ばれ、これを衛星などで観測することで契約者の居場所を感知するなんてことも可能。
対価
「後払い型」「先払い型」「自動引き落とし型」に分けられる。
1番多いのは後払い型で、作中登場した契約者のほぼ全員がこれ。
文字通り、能力を使った後、あるいは同時に何かの行動を強いられる。
前払い型はかなり珍しく、明言されているのはパーセルのみ。
彼女は「頭に耳を付ける」のが対価で、対価を支払っている間のみ能力を使えるという仕組みのようだ。
自動引き落とし型もかなり珍しい。
このタイプは行動ではなく現象として対価が支払われる。
例としてアンバーは能力を使うたびに自動的に若返るのが対価であった。
気になるのは「対価を支払わなかった・支払えなかったらどうなるのか」だが、作中では明かされなかった。
一説によると体がバターのように溶けて消えてしまうらしいが、真偽不明。
また、対価は厳密には契約者の肉体と紐付けられているため、何らかの方法で別の肉体に移るなどすれば支払い義務が無くなり、能力が使い放題になる。
感情
契約者は思考が合理的になる。
しばしば「契約者には感情が希薄・無い」と勘違いしているキャラが登場するが、実際には感情は残っている。
合理的な思考ゆえに感情に左右されづらくなり、結果的に感情が希薄に見えてしまうだけ。
この「合理的」というのは基本的に自身の安全や生存が最優先なので、命が脅かされる状況なら平気で裏切りを行う。
そのため、契約者は周囲から信用されないことが多く、契約者同士でさえ心からは信用し合わない。
星
DARKER THAN BLACKの世界では空は偽りのものに刷りかわっており、そこに浮かぶ星もまた偽りのものである。
一般人には知られていないが、実は星1つ1つと契約者が結び付いている。
契約者が能力を使うと対応した星が反応するため、きちんと観測していれば「対応する契約者が世界のどこかで能力を使った」ということがわかる。
また、契約者が死亡すると対応した星が流れ星となって消える。
タグについて
pixivのタグとしては契約者とだけつけられていることがほとんどなので、「契約者 DARKER_THAN_BLACK」や「契約者 DTB」などでのand検索を推奨。
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