黒崎真音
くろさきまおん
概要
2006年秋頃よりライブ活動を開始し、音楽プロダクション「一二三」の冨田明宏プロデューサーに才能を見出されて2010年9月22日発売のアルバム『H.O.T.D.』(アニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の複数のEDテーマを収録)にてメジャーデビューを果たした。所属レーベル・NBCユニバーサルより楽曲が発売されている。現在の所属事務所が「一二三」になったのは2012年から。
2013年にはアニメ「東京レイヴンズ」OP『X-encounter』を担当。iTunes総合チャート1位を記録し、大きなブレイクを果たした。以降もゲーム・アニメの大型タイアップの楽曲を担当し、シーンを代表するシンガーとして存在感を放っている。
音楽ユニット「ALTIMA(ワーナーブラザーズ所属、2011年活動開始~2016年活動休止)」のボーカルとしても活動、こちらは「MAON」名義を使用している。
2020年には神田沙也加とのユニット「ALICes」も結成。
一方で幼少期からの持病である頭痛とそれに伴う全身的な体調不良に長年苦しめられ続けていたことを明かしている。
2021年9月18日の配信ライブ中に倒れ、同日に救急搬送先で「硬膜外血腫」と診断されて緊急手術を行ったことを19日に公式サイトで発表。幸いにも手術は成功し、容態については安定したものの、最短で2カ月以上の療養期間が必要となった。
同年末に「ALICes」の相棒であった神田が急逝した際には悲しみに溢れたコメントを発しつつも「ALICesは解散しない」と明言しており、何らかの形で残すことを示唆している。
その後もTwitterの更新を続けていたが、2023年1月28日にALICesとしての活動を停止した。
突然の訃報
ドキュメンタリー映画等、次の活動の準備をしていた矢先の2023年2月16日、持病の悪化により急逝したことが同月末28日に発表された。
享年35歳。奇しくも先に旅立った神田と同じ年だった。
亡くなる約1週間前の2月10日にはTwitterで出演予定のイベントの報告をしていた。あまりにも突然で、さらなる活躍が期待される中での訃報に各分野から黒崎の死を惜しむ声が相次いだ。