概要
1988年1月13日生まれ、東京都出身。最終所属はART ONE Entertainment。
2006年秋頃より都内のライブハウスを中心にライブ活動を開始し、2008年からは秋葉原ディアステージにてソロ活動をスタートさせる。
ディアステージでの活動の中で音楽プロダクション「一二三」の冨田明宏プロデューサーに才能を見出され、2010年9月22日発売のアルバム『H.O.T.D.』(アニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の複数のEDテーマを収録)にてメジャーデビューを果たした。所属レーベル・NBCユニバーサルより楽曲が発売されている。
2013年にはアニメ「東京レイヴンズ」OP『X-encounter』を担当。iTunes総合チャート1位を記録し、大ブレイクを果たした。以降もゲーム・アニメ関連のタイアップ楽曲を担当し、アニメシーンを代表するシンガーとして活躍した。
音楽ユニット「ALTIMA(ワーナーブラザーズ所属、2011年活動開始~2016年活動休止)」のボーカルとしても活動しており、こちらは「MAON」名義を使用している。
2020年には神田沙也加氏とのユニット「ALICes」も結成した。
2021年9月18日での配信ライブ中に倒れ、病院に救急搬送される。その後は搬送先で「硬膜外血腫」と診断され、緊急手術も行ったことを19日に公式サイトで発表。幸いにも手術は成功し、容態については安定したものの、最短でも2カ月以上の療養期間が必要となった。
また、幼少期からの持病である頭痛とそれに伴う全身的な体調不良に長年苦しめられ続けていたことを明かしており、硬膜下血腫と診断される以前から(ある程度の)予兆はあったとしている。
同年末、「ALICes」での相棒を務めていた神田氏が急逝。この時は(悲しみに暮れるコメントを発しつつも)「ALICesは解散しない」と明言し、その後もTwitterの更新を続けていた。
また、2022年1月12日には、てんびん座の名前のない星の一つに「sayaka」と名付けたことを報告している。
しかし、2023年1月28日にALICesの活動休止を宣言した。
突然の訃報
コンサートへの出演やドキュメンタリー映画の公開を控え、さらに夏以降のスケジュールや新曲などの準備をしていた矢先の2023年2月16日、持病の悪化によって急逝したことが、同月末28日に事務所から発表された。享年35歳。
亡くなる約1週間前の2月10日にもTwitterで出演予定のイベントについての報告をしており、さらなる活躍が期待されていた中での訃報に、各分野から黒崎氏の死を惜しむ声が相次いだ。
また、俳優の間瀬翔太氏がブログにて「2021年に共通の友人を通じて互いの脳の病気の事をたくさん話したね。多分芸能関係者では1番そういう話をしたのが真音ちゃんかもしれない」「どこまでブログに書いて良いか分からないから、あえては書かないけど本当に彼女は当時から自分自身と何度も戦って、精神的にもすごくつらかったハズ」と、脳関連の病気を抱える当事者として交流があったことと、2021年に倒れて以降は闘病生活を送っていたことを言及している。
余談
BanG_Dream!のユニットであるAfterglowと彼女がボーカルを担当したアフターグロウは一切無関係ではあるが、偶然にも生前はバンドリプレイヤーだった模様。(外部リンク)
秋葉原ディアステージで共演していたでんぱ組.incがアニメロサマーライブ2024に出演した際、メンバーの古川未鈴氏が「私たちには『アニサマに出る』という夢を見ていた大切な友人がいました」「その友人(黒崎氏)は先に夢を叶えて、このアニサマのステージで再会することはなかなか叶いませんでしたが、今日はここにいるみんなでその大切な友人(黒崎氏)の曲を歌わせてください」と語り、『メモリーズ・ラスト』をカバーしている。