キジャ
きじゃ
「姫をお守りするのが至上の喜び」
「そなたこそ、その大槍邪魔だ」
人物
『暁のヨナ』の登場人物。伝説の四龍の一人・『白龍』の青年。右手に龍の力を宿している。
この世界では珍しい白銀のような色の髪を持ち、瞳は緑。肌の色は際立って白い。
龍の鱗が生えた右手を持ち、その手は人間離れした攻撃力を持つ。力を使う際には右手は成人男性の頭を鷲掴みにできるほどに巨大化するが、普段は通常の大きさで包帯を巻いて鱗を隠している。
白龍の里で「白龍様」として里の外に出ることもないまま大切に育てられていたが、本人は先代までの歴代白龍の「王に仕えたい」という想いを背負い、主の出現を渇望していた。
四龍を探しに来たヨナたちと出会い、それを見出し、彼女を"緋龍王"とみなして忠誠を誓う。
四龍の使命に忠実であり、自身を"白蛇"と呼ぶハクとは折り合いが悪い。
性格は生真面目で純粋。箱入りであるため、どこか天然なところもある。虫が大の苦手である。
四龍の中では最もヨナに対して忠誠心を抱いているが、それ以外の恋慕の感情を無意識に抱いている。
四龍は兄弟のようなものと考えており、特にシンアに対して兄のように世話を焼く姿が見られる。
また、先代白龍は実の父親であり、背中には父から受けた傷跡がある。しかしキジャ自身は、今までの白龍の想いも全部背負って王に仕える覚悟を決めているため、父への禍根はまったくない。四龍であることに誇りを持ち、その使命を果たそうとし、常にヨナを守ろうとする。
戦闘時は右手の龍の手を巨大化させ、爪で切り裂く、怪力で投げ飛ばすなどして戦う。通常の大きさでも右腕の腕力は常人の何十倍もあり、人間の手をつぶすことなど容易いらしい。