弁護士ソドム
べんごしそどむ
概要
『弁護士ソドム』は、2023年4月~6月にテレビ東京で放送されるドラマ。主演は、福士蒼汰。
騙された弱者ではなく騙した側の詐欺加害者に味方する、法曹界から「ソドム」と呼ばれる弁護士が、なぜ詐欺加害者専門の弁護士となったかの真の目的に迫るリーガルサスペンス。
タイトルにもある「ソドム」とは、旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」や「悪徳」の象徴とされる言葉。
登場人物
- 小田切渉(演:福士蒼汰)
詐欺加害者専門の悪徳弁護士。通称「法曹界のソドム」。自身にメリットがあることしか行わない超合理主義者。
母親の翔子も弁護士をしていたが、夫であり渉の父親でもある宏が会社の金を横領したことで罪を償うために自殺し、父親も行方不明となったため、曽我に引き取られ、大学に行かせてもらい、弁護士となった。
自身の家庭を崩壊させた詐欺師を見つけるために詐欺師と接触し、彼らの弁護士を務める一方で、カイや天音たちと共に詐欺師を騙して社会的に抹殺し、詐欺被害者を救済する仕事も行っている。
- 若松まどか(演:玄理)
渉と敵対する正義感の強い人権派の「マチ弁」。だが、まだ弁護士としては半人前であり、口より先に手が出てしまうタイプ。
第2話から渉と同じ弁護士事務所に配属されることとなった。
- 八雲カイ(演:加藤清史郎)
渉の幼馴染。天才ハッカー。気が弱く、子供の頃からいじめられっ子だったが渉がいじめっ子を撃退してくれたおかげで仲良くなった。成長した後も気の弱さ故に権力を持った悪徳詐欺師に逆らうことができず、ハッカーとしての技術力を利用される日々が続いていたが、8年後のとある事件でハッキング容疑で逮捕された際に渉に弁護され、「もう二度とこんなことするなよ」「お前の能力はこんなことをするためにあるんじゃない」「もっと強くなれ」と声を掛けられたことで自分の力を渉のために使うことを決意し、渉の仕事に協力するようになった。
渉の仲間。25歳。変装が得意な元結婚詐欺師で、現在はスタイリスト。結婚詐欺師時代に元締めに騙される形で見捨てられてしまったところを渉に拾われた。
同じ境遇のカイとはしょっちゅう喧嘩しており、度々渉から諌められるのが当たり前となっている。
大学生。家族思いだが、長野に住む父が病に倒れ仕送りが途絶えたため、闇バイトに手を染めてしまう。
しかし渉に救済されたことで自らの行いを反省し、渉の詐欺被害者の救済に協力するようになる。
- 曽我一馬(演:光石研)
渉を親代わりとして見守り続ける彼の恩人。渉の母親である翔子、父親である宏とは児童養護施設に居た時からの幼なじみ。だが、渉が詐欺師専門の悪徳弁護士になったことだけは不服な模様。
- 小田切翔子(演:高岡早紀)
渉の母。人権派弁護士。しかし、夫の宏が会社の金を横領したことで罪を償うために自殺した。
- 小田切宏(演:勝村政信)
渉の父親。突如会社の金を横領し失踪した。その後、事件翌日からとある病院に入院し、そこから約10年間病院で過ごしていた。事件の影響からか、息子の渉や妻の翔子、自分が病院にいる理由すらも忘れ、記憶喪失となっていた。なお、病院に連れてきたのは渉が追っている「牧師」という詐欺師らしいが…。
- 青柳孝介(演:古川雄輝)
大手新聞社の記者であり、まどかの大学時代の同級生。渉の過去を調べる。
結果的にまどかを巻き込んでいる渉のことを快く思っておらず、彼から取引を断られた腹いせに彼の正体に関する情報を週刊誌に売った。
だが、その一件でまどかから嫌悪されたことで彼への態度を改め、牧師及び津田山に関する情報を提供した。
- 篠崎誠(演:でんでん)
小さな町の弁護士事務所の代表であり、まどかのかつての上司。
- 牧師
裏で詐欺師たちを操る元締め。操られていた詐欺師たち曰く、「裏切り者には容赦しない」らしい。「汝、悔い改めろ。」が口癖。事件直後の宏を病院に連れて来たのも彼らしいが…。
その後、その正体が五条であったことが判明する。
- 津田山賢
牧師と疑われていた人物。しかし、第5話ラストにて自宅で死亡しているところを渉達が発見した。だが、第6話にてブローカーの証言から彼の戸籍は買われていたのではないかという疑惑が浮上した。
- 五条紀明(演:竹中直人)
日本最大の財閥・五条グループのトップ。曽我とは知己の関係。慈善事業にも取り組んでいる…。
というのはあくまで五条としての表の顔であり、その正体は裏で詐欺師たちを操るフィクサー・牧師だった。五条という名前も戸籍を買った可能性が高い。