CV.諏訪部順一
概要
観測拠点エルガドにおける調査を主導する竜人族の研究員。
数々の難解な問題を解決に導いてきた明晰な頭脳は王国の誰もが「天才」と認めている。
しかし、興味があることに遭遇すると周囲が見えなくなり突飛な行動に走りがちな変わり者で、主人公の出会いも「調査に出かけて、調査対象とは無関係のモンスターに追われているので安全を確保して連れ戻してほしい」という依頼から始まり、無事発見したと思えば当の本人はガランゴルムの痕跡調査に夢中、帰るのを拒否してそのまま調査を続行してしまうというなんとも勝手気ままなものであった(ちなみにこの一件は、生真面目さ故に何かと無理や無茶をしがちなフィオレーネが自身を省みるきっかけとなった)。
性格
作中での仕事ぶりはまさに天才そのもの。キュリアに関する調査や劇中で起きたとある緊急事態の解決も彼抜きには成しえなかったほど。
「睡眠」と「食事」を大切にしておりフィオレーネにもたびたび小言を言うが、当人の実態は研究に打ち込むようなことがあると二徹三徹は当たり前、果てにはメル・ゼナを捕捉するまでに十徹までしており、睡眠に関してはあまり言えた義理ではなかったりする。
この十徹の理由は「エルガドに駐屯する誰もが主人公の雄姿を目の当たりにして心身が燃え上がり、自身も例に漏れず実力以上のパワーを出してしまうから」という実にアツい事情が明かされ「超元気!」とやる気満々、ガレアスに呼び止められても「なんでも言ってくださいよ!俺、いま頭が冴えに冴えてるんで!」とハイテンションだったが、そのまま一言「寝ろ」という命令を与えられ、素直に従うほかなかった。
また情報屋のフカシギ曰く、料理の腕前もかなりの模様。
薬師のタドリとは分野の違いこそあれど同じフィールドワーカーということでかねてより交流があるのだが、タドリが草やキノコを生のまま丸かじりして済ませているのを見かねて日持ちのするお弁当を作って持たせてあげているなど、世話焼きな一面が垣間見える。
フィオレーネへの小言は彼女の身を案じてのこともあるがバハリ自身の気分転換にもなっているらしく、研究で凝り固まった頭と体をほぐしているとのことで、彼女も軽くあしらっているように見えて実はそれに付き合ってくれているらしい。フィオレーネには内緒だが相手をしてくれて感謝しているそう。
傀異研究所
エルガドの茶屋前の建物ではバハリを筆頭に傀異化モンスターの研究が行われており、傀異討究クエストをクリアすると様々な素材と交換ができる「討究コイン」が貰える。
その研究心の賜物か、コインの交換ラインナップには天麟等のレア素材も用意されており、かつての山菜ジジイに近いポジションになる。このためどうしても素材が手に入らなかったりサクッと武具強化を行いたい場合にはそこそこ便利。
……が、この討究コイン、レートが高すぎるとたびたび話題にされる。集めるにはそれなりの労力が必要であり、現在周回を推奨されているクエストのドロップ数は1狩猟につき大体10枚前後。それに対し天麟系のコイン要求数は150枚、古龍等のレア素材になると300枚も要求される。
場合によってはコインを必要枚数集めるよりも、そのモンスターを複数回狩った方が早く目当ての素材が入手出来ることもあるため、過信はせず交換したい物は絞った方が無難。
とはいえ、討究コインを3000枚消費することで手に入る勲章もある。コインの入手数の低さもあり、サンブレイクでも最難関クラスの勲章である。
余談
作中には、彼と同じ格好が出来る「プロフシリーズ」が存在する。発動スキルは以下の通り。
・耳栓 Lv.5
・回復速度 Lv.3
・精霊の加護 Lv.3
・耐震 Lv.3
・ランナー Lv.3
・腹減り耐性 Lv.3
・ひるみ軽減 Lv.2
フィールドワーク特化のスキルが揃い、モンスターからの逃走が非常にしやすい装備である。
腹減り耐性のおかげで飲まず食わずでのフィールド調査が可能だが、睡眠耐性は皆無。また耳栓が最大まで発動しているのは、熱中すると人の話を聞かなくなるが故だろうか?
……いずれにせよ見た目、スキル共にいかにも「彼らしい」装備といえるだろう。