ハスカップ
はすかっぷ
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。
名前はハスカップの果実を指すアイヌ語「ハシカプ」に由来する。和名「クロミノウグイスカグラ」。
シベリア東部から日本にかけて分布。本州では日光戦場ヶ原、荒川岳にわずかに群生する高山植物だが、北海道では勇払原野に自生し、苫小牧市の木の花に指定されている。
高さ2mほどの落葉低木で青紫色の果実はビタミンやミネラルを豊富に含み、北海道内で広く栽培され、ジャム、果実酒、菓子の原料などに利用される。野生のハスカップには独特の酸味とほろ苦さがあるが、栽培種は甘みを増した品種改良がなされている。
北米でも栽培され、英語名は「ハニーベリー」。