センリ(ポケスペ)
ぽけすぺばんのせんり
概要
第3章(ルビー・サファイア編)で初登場。
ジムリーダーになったばかりの新人。ゲームと性格が大きく異なり、息子のルビーに対してかなりのスパルタ親父として描かれている。
ルビーとは衝突することも多く、ルビーが引っ越し早々家出をし再会した際は殴り飛ばし、手を抜くことなく全力でバトルするなど厳しい面が多々見られる。
しかし、ルビーのコンテスト出場を認めたり、家出したルビーを僅かな情報を頼りに天気研究所まで探しに来るなど本当は息子を大事に思ってる模様。ルビーのバトルのセンスも認めている。
自分にも他人にも厳しい性格で、その言動から周囲に誤解されやすく、特に同じジムリーダーのツツジやトウキなどからは反感を買われている。一方で同じくジムリーダーのテッセンはそんな彼の人柄を理解している。
かつてジムリーダー試験を受ける際に、ルビーが野生のボーマンダを追いやった際に逃げたボーマンダがレックウザを捕らえていたポケモン協会の研究施設で大暴れし、レックウザに逃げられたという事態を招いたことがあった。ボーマンダの傷からルビーのポケモンの仕業だとわかったセンリは、息子の事は言わずに自分に責任があると言い、ポケモン協会理事からレックウザの行方を掴むまでジムリーダー試験を受けさせないという処置を取られた。ポケモン協会はレックウザを逃したセンリに対する当たりが強く、センリもまたレックウザを捕らえていたポケモン協会に不信感を抱いており、互いに険悪の仲になっている。ちなみにセンリが受ける筈だった試験会場にはテッセンも試験官として来ていたため、センリとポケモン協会との因縁を知っており、以降誤解されやすいセンリを何かと気遣っている。
大切な人を守るためならば、周囲に黙って躊躇なくその身を擲つ、自己犠牲の精神が強い漢。……残される人からしたらたまったものではないが。
なおその性質は息子にしっかり受け継がれて(しまって)いる。
マグマ団・アクア団との戦いでは、どちらか一方だけを悪と見なすジムリーダーの会議を途中退席し、自身は「そらのはしら」でレックウザを目覚めさせるためにミツルに修行の稽古をつけたりした。
ポケモンバトルの実力も高く、経歴上では新人ジムリーダーながらも、事実上ホウエンのジムリーダーでは最強と呼ばれる。また、受話器を握り潰すなどの怪力っぷりの他にも数々の身体能力の高さを誇っている。息子のルビーとも鋭い目付きが似ており、ミクリも睨み付けるルビーの表情からルビーがセンリの息子だとわかった程。
ジムリーダーとしての実力は高いものの、親子喧嘩のために公共物を破壊し尽くすなどと人格に非がないとは言い切れず、特にそれが著しいのが家庭面である。
父親として
論外。
家に顔を出せず家族にサービスできなかったのは上記の理由でまだわかるものの、
心身ともに未熟な子供のルビーの趣味に反対し信頼関係に罅を入れたのは擁護できない。
ルビーの11歳の誕生日にコンテストへの挑戦を許すつもりでいたらしいが、そもそもこれがおかしい。
衝突し続けた相手が祝いの席にいる時点で嫌がらせにしかならない事に気付けないのもそうだが、
何より最初から「11歳になってもやりたいなら挑んでいい」と言えば済んだ話なのに、
そこで反対したせいで対立するきっかけとなってしまった。
その反対していた理由は「子供だから」というあまりにも意味不明なもの。
つまり意味不明な理由で息子の趣味を否定して信頼関係を損なった末に家出する切っ掛けを作るという、「何考えてるんだコイツ」と言わざるを得ないほどの愚行を犯したのだ。
それを棚に上げた挙句暴力まで振るってしまえばもう毒親と言われても仕方ない。