女井戸妹
めいどまい
人物
「妹もあなたのこと大好き!!!違うそんなこと言ってない!!!」
恋太郎に告白した20人目の運命の人。花園家に仕えるメイドの一人で、銘戸芽衣と同じく前のエピソードからちょくちょく顔出ししていた。(31話、49話、66話)
芽衣のことを姉のように慕っている後輩メイドであり、彼女の心を奪った恋太郎のことは当然ながら蛇蝎のように嫌っていた。そんなこんなで恋太郎とは顔も合わせずにいたのだが、ふとしたことから目が合ったことで運命の人だとビビーーンと判明。愛する人を奪った(彼女目線)相手に恋をするという複雑怪奇な状況に陥ったことで情緒がジェットコースターみたいなことになってしまう。
感情の起伏が激しい性分をしており、総じて言えば落ち着きの無いポンコツ娘である。芽衣のことを一途に慕っているのだが、慕いすぎて視線が芽衣の方ばかり向いてしまうことからポカミスを連発するドジっ子メイドである。名字の読みが一緒であることもあって芽衣の妹分と言って憚らないが、当の芽衣からは割と塩対応をされている。
育に頼まれたケツバットのために素振り練習をするくらい命令や願い事に本気で向き合ってくれる芽衣なので、真っ正面から正直に「お姉さまになってください」と頼めば了承してくれたかもしれないが、12巻末のおまけ漫画を見る限り妹が「私が妹でもいいの!?」と勘違いした上に自己完結してしまっていることがこの対応の原因の様子。憧れって理解とは結びつかない感情なのよね……。
なお、120話ではファミリーにお茶を振る舞い、酔っぱらった百八を介助し彼女の散らかったテント内をテキパキと片付けるなど(「また」と発言しているので何度か同じように片づけていることも示唆された)、芽衣に視線や気持ちが逸れてしまわなければメイドとしてのスキルはちゃんとあると描かれた。
かしましいことこの上ないが、裏返すとコロコロ表情が変わる楽しい女の子であり、打てば響く気持ちの良い素直さもあって、恋太郎ファミリーのリアクション芸人枠に収まった。ちなみに歳は一六歳で、恋太郎と同い年である。