出航の咎人・バルバロス
しゅっこうのとかびとばるばろす
概要
CV：悠木碧
Cygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場するキャラクター。
第27弾カードパック『八獄魔境アズヴォルト』に登場する、ロイヤルクラスのレジェンド。
バルバロスは『八獄魔境アズヴォルト』のメイン舞台アズヴォルトに収監された、「咎人」と呼ばれるグループの一人であり、ゲーム上ではアズヴォルトの関連人物である事を示す、新たなタイプ「八獄」が付与されている。
バルバロスの場合、「義賊たる海賊団で反旗を翻した咎人」として「第七階層・武皇」というエリアに収監されている。囚人番号は「Ｄ‐１１４５２２‐ＨＴ１５４２」。
得物は逆行舵輪・「アージュドール」。舵輪のような見た目の武器で、その力をもって戒めを薙ぐようである。
彼女は海賊であるのだが、故に「自由」である事こそが最大のお宝としている。自由のためならば善意を蹂躙する事も是非とする極悪人として描かれており、義賊的な要素を廃したステレオタイプの「海賊」だと言える。
カード詳細
| カード名 | 出航の咎人・バルバロス |
|---|---|
| 種類 | フォロワー |
| クラス | ロイヤル |
| タイプ | 指揮官・八獄 |
| レアリティ | レジェンド |
| コスト | 4 |
| 進化前 | 攻撃力：5 体力：3 |
| 能力 | 融合 ； 財宝・カード |
| これに融合 したとき、「EPを消費せず進化できる」を持つ。（1ターンに1体しか進化できない制限はある） | |
| ---------- | |
| ファンファーレ 戦慄の海賊旗1枚を手札に加える。自分がこのバトル中に融合 かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上なら、自分のPPを3回復。 | |
| ファンファーレ エンハンス 7； 疾走 を持つ。 | |
| 進化後 | 攻撃力：7 体力：5 |
| 能力 | 進化時 相手のフォロワー1体を破壊する。 |
| CV | 悠木碧 |
| 収録セット | 八獄魔境アズヴォルト |
※融合…指定の手札をカードに混ぜる能力。融合することでその能力が強化される。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※エンハンス…本来のコストの代わりに、記載の数値分のPPを支払うことで発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
カード性能
「逢魔時だ、ボクらの時間だ」
第27弾カードパックのロイヤルクラスの中で推し進められた、タイプに「財宝」を持つカードを駆使する「財宝ロイヤル」のエースカード。
基本的なステータスは4コスト5/3。だが「自分がこのバトル中に融合 かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上」を満たしていた場合、ファンファーレで自分のPPを3回復する事ができる。そのため条件達成後は、なんと実質1コストでプレイが可能。
さらにエンハンス7でプレイする事で疾走を持つ事が可能。先程の条件を満たしながらエンハンス7でプレイすると、エンハンスで足された分のコストとPP回復分が相殺し、元の4コストが疾走を持ったような感覚でプレイすることができる。
またファンファーレには、1コストで「ランダムな相手のフォロワー1体と相手のリーダーに3ダメージ。」という強力な能力を持つトークンスペル戦慄の海賊旗を加える能力も持っているほか、進化時には相手のフォロワー1体を破壊する事ができる。
以上が場に出た際の能力だが、バルバロスは「融合」能力を持っており、手札にある際も様々な形で能力を働かせる事ができる。
「融合 ； 財宝・カード」によってバルバロスに財宝・カードを混ぜる事ができ、融合した際は「EPを消費せず進化できる」を持つため、疾走の打点増強や進化時の破壊能力を活かしやすくなっている。
登場時点である『八獄魔境アズヴォルト』環境では、既存の財宝関連カードである空絶の簒奪・オクトリスなどと組み合わせたタイプの財宝ロイヤルが誕生し、Tier1デッキとして活躍した。
その後は『十禍闘争』のローテーション落ちにより空絶の簒奪・オクトリスなどがローテーションでは使用不可になった事でデッキが破綻していたが、『ミスタルシアの英雄』にて強力な財宝関連カードである大海の征服者・ロジャーが登場。これにより財宝ロイヤルが復権を果たし、バルバロスが使用される機会も再び増えていった。
ローテーションではカードプール次第でかなり強力な性能を発揮しているバルバロスだが、他のフォーマットでも強力な性能を誇っている。
アンリミテッドではPP回復能力と相性が良い事から劇的な撤退と組み合わせたデッキが一定数使用されている。
2Pickでも、融合能力を考慮せずとも進化と戦慄の海賊旗を組み合わせた8PPの10ダメージがそちらでは十分なフィニッシャーとして働く事から、優先してピックする価値のあるカードとなっている。
関連カード
バルバロスと同じロイヤルクラスの八獄カード達。
また一連のフレーバーテキストにはバルバロスの過去に関する内容が記されており、彼女の記憶を垣間見る事ができるようになっている。
海原の斥候
「大海原を突き穿つ！」
ブロンズレアのロイヤル・兵士・八獄フォロワー。
自分が財宝・カードをプレイした時にカードを1枚引けるという、デッキの潤滑油になれるカード。
さらにファンファーレでは、財宝カードの黄金の靴1枚を手札に加え、「自分がこのバトル中に融合かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上」なら、黄金の靴ではなく戦慄の海賊旗を加える。
潮流の砲手
「潮風が恋しいねぇ！」
シルバーレアのロイヤル・兵士・八獄フォロワー。
自分が財宝・カードをプレイした時にランダムな相手のフォロワー1体と相手のリーダーに1ダメージを与えるという、デッキの打点要員になれるカード。
さらにファンファーレでは、財宝カードの黄金の杯1枚を手札に加え、「自分がこのバトル中に融合かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上」なら、黄金の杯ではなく戦慄の海賊旗を加える。
荒波の副船長
「波も俺も！荒れてくぜぇ！」
ゴールドレアのロイヤル・兵士・八獄フォロワー。
自分が財宝・カードをプレイしたとき、進化前ならマリンレイダー1体を、進化後ならキャノンクルー1体を出す。それらのフォロワーもラストワードで財宝カードを供給する上に、進化時には自分の手札の財宝・カード1枚のコストを-1する能力も持つため、財宝カードを効率よく消費しつつバルバロスの融合用の財宝カードの供給まで行える。
さらにファンファーレでは、財宝カードの黄金の首飾り1枚を手札に加え、「自分がこのバトル中に融合かプレイした財宝・カードの合計が7枚以上」なら、黄金の首飾りではなく戦慄の海賊旗を加える。
このように一連の八獄フォロワーは、条件達成すると軒並み戦慄の海賊旗を加える能力へと変化するため、上手く回収できれば戦慄の海賊旗を連打する事で相手の盤面もリーダー体力もボロボロにできる。
武皇の執行者・レーディエル
「善なる者に傅け、痴れ者が」
レジェンドのロイヤル・指揮官・八獄フォロワー。
こちらは「咎人」と対をなす「執行者」というグループの一人。そのためバルバロス達とはコンセプトが異なり、レーディエルの場合は「連携」に焦点を当てたカードとなっている。
疾走と守護の能力と相手の能力で選択できない能力、連携20とバトル中に自分のフォロワーが進化した回数が7回以上の時に非常に強力なファンファーレ能力を発動する、「連携ロイヤル」のフィニッシャー枠。
尽忠の看守
――だが船長の娘が反旗を翻し、人の悪性を知ることになる。
ゴールドレアのロイヤル・指揮官・八獄フォロワー。
こちらも「執行者」側に付く八獄フォロワーであり、自分の連携を+1するファンファーレを持つ結晶1能力、尽忠の看守1体を出しその後2体とも進化する本体のファンファーレ能力で、レーディエルが持つ連携と進化に関するファンファーレのサポートを行える。
余談
アズヴォルトでは、咎人には「囚人番号」、執行者に「識別番号」という番号が振られている。
バルバロスの場合は「D-114522-HT1542」、レーディエルの場合は「42E-23-4411F」となっている。
この番号は明確な法則によって付けられており、ポリュビオスの暗号表に従い解読すると、ある英単語がそれぞれ浮かび上がってくる。
バルバロスの場合は「DAUGHTER」、レーディエルの場合は「REHTAF」。識別番号の場合は逆から読むことで正しい単語になるため「FATHER」。
各種フレーバーテキストに記されている内容まで加味すると、バルバロスは「娘(DAUGHTER)」、レーディエルは「父親(FATHER)」、つまりレーディエルとバルバロスは親子関係である事が示されている。
ただし執行者に関しては、今回の黒幕である輪廻の統治者・ゼラエルが、自身の輪廻で見てきた内容を参考に創り上げた「理想郷のしもべ」と称されており、本人そのものではない可能性が高い事も示唆されている。
バルバロスの本当の父親は、もしかしたら彼女によって討たれて既にこの世には存在しないのかもしれない。
グランプリ「7th Anniversary Cup」では、「自由への航路・バルバロス」としてスリーブとエンブレムが登場した。同時期にはそちらのスリーブに描かれている海原の斥候と潮流の砲手のエンブレムも登場した。
関連タグ
Shadowverse Shadowverseの登場人物一覧 ロイヤル(シャドウバース)
バルバロッサ：バルバロスの名前の由来と思われる人物。バルバロッサもバルバロスとは別にカード化されており、そちらのイラストは元ネタの伝説に忠実な赤ひげの男性である。
