概要
カリブ海にある架空の島国:サンタ・プリスカの革命首謀者のとその妻の息子とされる。首謀者は国外へ逃亡。妻は逮捕され、獄中出産によって誕生。幼少期を獄中で過ごした。
その後、大人になった彼は「ベノム(こっちじゃないよ」と呼ばれる筋肉増強剤(麻薬)を使った人体実験の被験者となり、凶暴な怪人ベインへと変貌。仲間とともに刑務所を脱獄したベインは、アメリカへ渡りゴッサムシティの支配を企てる。ベインはアーカム・アサイラムから犯罪者を集団脱獄させ、その対応に追われ、疲弊したバットマンを待ち構え、自らの手でバットマンの背骨を「シュミット式バックブリーカー」で打ち砕いた。
しかし、その後すぐ、ベインは新たに登場したバットマン(アズラエル)に倒される。再登場時にはベノムの力ではなく自前の筋肉を鍛えた。
プロフィール
本名:不明。アントニオ・ディーゴという説もある。
頭髪:茶色
目:茶色→緑(ベノム使用時)
身長:188センチ(6'2")→ 201センチ(6'8")(ベノム使用時)
体重:103キロ(225lbs) → 159キロ(350lbs)(ベノム使用時)
容姿
覆面レスラーの様なマスクと筋肉の塊のような外見をしているが、6つの言語と2つの失われた言語を扱い、瞬間記憶能力も持ち、ほぼ一年でバットマンの正体を見破り、確実に倒せる状況に追い込むなど知能派でもある。筋肉増強麻薬ベノムを、直接頭蓋内に接続したチューブで投与することで更に力を増す。しかし、12時間毎にベノムを摂取しないといけないと言う、ある種の中毒症状にもなっていた。
実写映画
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』ではアントニオ・ディエゴの本名を持つ囚人だった。ポイズン・アイビーに付き従う知性の無い、完全なパワー型キャラクターである。毒薬ヴェノムが植物から抽出された設定のため、皮膚の色は緑がかっている。
演じたのはプロレスラーの故ジープ・スウェンソン
ノーラン版バットマンの完結編『ダークナイト・ライジング』にメイン悪役として登場。