「最後まで醜く足掻くんだ。」
概要
とある国の宮廷魔法使い。一級試験に参加した老猾な二級魔法使い。
元々平民出身の軍人だったが血みどろの権力闘争を勝ち抜き現在の地位まで辿り着いた。
貴族出身の妻がいたが既に他界している。本人は出世のための政略結婚と言っているが周りから見ても夫婦仲は良好だった模様。
自分よりも強い魔法使いが失脚してきたのを見てきたためか魔法使いに誇りも強さも必要ないという考えを持つ。とは言うものの本人自身の魔法の技術や力量はかなりの物。いざというときは腕力での殴り合いも辞さない。
自身の人格についてはあまり評価は高くないが面倒見がよく気前のいい一面も。
一級試験に参加した理由も権力ではなく現在禁足地となった故郷に墓参りに行く許可を得る為。
当初読者たちはその経歴から「嫌味な権力者」等と想像していたが味の深いキャラクターであった事から作中のサブキャラクターの中でも屈指の人気を誇る。
デンケンとは、ドイツ語で「考える」という意味。