ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

若い奴は血気盛んでいかんな。特権などくだらん。

解説

CV:斉藤次郎

とある国の宮廷魔法使い。一級試験に参加した老獪な二級魔法使い。勇者ヒンメルの死から29年後時点で78歳(魔王討伐の1年後、勇者ヒンメルの死の49年前に生まれた)。元々平民出身の軍人だったが血みどろの権力闘争を勝ち抜き国をも動かせる現在の地位まで辿り着いた。一級魔法使いのレルネンは旧友にあたる。

名前の由来である"デンケン(denken)"はドイツ語で「考える」という意味。

人物

性格

「デンケン(考える)」の名の通り常に冷静沈着で老練、分析や作戦立てなど思慮に長けた振る舞いを見せる。

自分よりも強い魔法使いが失脚してきた場面を見てきたためか、「魔法使いに誇りも強さも必要ない」と考えている。とは言うものの、本人自身の魔法の技術や力量はしっかり鍛えられている。

「権力争いを勝ち抜いた老獪さを持つ」経験から、命がなければ何事もなせないということを知っている。かなり慎重で現実的な判断をしており、第二次試験では死ぬ可能性のある罠に飛ばされたレンゲを自分達で救助できないと判断すると、潔く「もはやこれまで!(脱出用の)瓶を割れ!」と狼狽したレンゲに強く進言している。これも他に残された手段はないという現実的な判断である。圧倒的戦力で敗北したフリーレンを模した複製人形を対峙した際には「試験でなければ直ぐに瓶を割っている」と、生還を重視した行動を取る。

その一方では、一級第一次試験では(カンネかラヴィーネを殺した方が早いと)早るリヒターに「足止めするだけでいい。たった3時間寝かしつけるだけ」と何度も言ったりもするなどといった物事を穏便に済ませようとする一面も持ち合わせている。

一級魔法使いの称号や特典(ゼーリエから望みの魔導書を一つもらえる)には前述の通り興味が無く、理由は別(後述)にあり「魔法は探している時が一番楽しい」らしく、フリーレンとは馬が合う考えも持つ。

戦法

一般攻撃魔法や防御魔法や言わずもがな、光の矢を光速で絶え間なく浴びせる極めて強力な魔法である裁きの光を放つ魔法(カタストラーヴィア)を扱ったり、竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)のコンボで大規模な火災旋風を発生させる芸当まで披露した(ただ、あのフリーレンが相手だった為いずれも防御魔法で簡単に捌かれた上に、前者に至ってはごく一瞬の隙をつかれて反撃までされている)。また、魔力切れになっても可能性が残っている限りは最後まで諦めずに足掻き、必要とあらば腕力での殴り合いも辞さない意外な一面もある(ただ、考えなしに殴り合いに持ち込むのではなく、そうしなければならない理由があり、その間に別の策を仕込む為)。

出番

魔法都市オイサーストにて行われた一級魔法使い試験を受験する。一次試験ではリヒターラオフェンと同じ第13パーティーに所属となった。

二次試験、「零落の王墓」攻略では、リヒター、ラオフェンに加えて、メトーデレンゲと協力して挑んでいる。

自分と同じ能力の複製体が集まってくる事態に、それぞれ「自分の苦手とする相手」を当たらせる作戦を立てた。

二次試験合格後、三次試験では面接官を務めたゼーリエから合格を言い渡され、一級魔法使いとなった。

関連タグ

葬送のフリーレン 一級魔法使い試験編 高性能じいちゃん

フリーレン ゼーリエ グリュック リヒター ラオフェン メトーデ レンゲ レルネン

実は…

一級試験に参加した理由は特権のためでなく、現在禁足地となった故郷にある妻の墓参りに行く許可を得る為。

黄金郷のマハトが原因で禁足地となっているヴァイゼの出身で、ヴァイゼの領主グリュックの娘で貴族出身の妻レクテューレがいたが既に他界している。本人は出世のための政略結婚と語っている。子供はいなかったらしい。

表向きは政略結婚と嘯いていたものの、実際はレクテューレとは幼馴染で事実上の恋愛婚(※遠縁ではあるが身分差もないわけではなかったため、最低限釣り合う様に功績を立てた上で婚姻を結び、その結果として「領主の婿養子」という地位を手に入れた為に、形の上では「政略結婚」となった)で、周りから見ても夫婦仲は良好だった模様。病弱な彼女を救うために出世を重ね権力を求めていた。

また、レクテューレは勇者ヒンメルによる魔王討伐の時点でどんなに若くとも8歳(マハトがグリュックに仕え始めたのは魔王討伐より以前であり、かつ、彼らの出会いの7年前に「年の離れた妹の誕生日プレゼントを用意していた」グリュックの息子が謎の死を遂げた描写がある為)という考察があるため、これに従えばデンケンより10歳前後年上。

自身の人格についてはあまり自己評価は高くないが、名前の由来通りの思慮深さを持ち、人間基準では年長者であることから(加えて子も孫もいないからか)非常に面倒見がよく、特に若者に対しては処世術、人徳の大切さを説いたり、「儂(権力者)の機嫌を取っておいて損はない」と言って奢りに誘ったり気前のいい一面も持ち合わせる。ラオフェンを構う姿を見て、リヒターには「完全にお爺ちゃんじゃねーか」と呆れられている。

当初読者たちからはその経歴から「欲に溺れた嫌味な権力者」等と想像されていた。

しかし、彼の作中の立ち振る舞いと、他者を踏み台にしない協調性を重視した交渉、話術。経歴とは対照的な妻への想いや泥臭さ、バイタリティは読者の心を強く掴み、作中のサブキャラクターの中でも屈指の人気を誇る。

一人称は「儂」だがこれは宮廷魔法使いとしての威厳をつけているだけで、本来の一人称は「俺」。ちなみにデンケンにとってフリーレンは幼少の頃からの憧れで、彼女に憧れて魔法使いになったらしい。

北部帝国においては国政に口出しすることが出来る権力者だが一級魔法使いとしての資格を持つ為か帝国と協会の双方の問題に関わる件においては両陣営から遠ざけられる立場にある。

関連タグ2

黄金郷のマハト:魔法使いとしての師匠

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 諦めなかった少年

    栗ひろい

    Die Hoffnung stirbt zuletzt. 葬送のフリーレン二次創作。デンケン主観で綴っていく物語になります。 ぼちぼち続けていく予定です。 この物語はあくまでデンケンが主体なので、こぼれ話とかは別短編でしようかと思います。 フリーレン人気キャラクター投票7位、好きなエピソード3位『水を操る魔法』おめでとうございます。 『水を操る魔法』で印象的なのは、やはりあのシーンでした。 アニメ2期が楽しみです。
  • 好きとか 嫌いとか 最初に言いだしたのは 誰なのかしら 駆け抜けてゆく 私のメモリアル

    お久しぶりですにわかです。また書かせていただきました。 え、前の作品ではあの二人タグにつけなかったのにどうして彼女はつけたのかって? 攻略対象の明記はちゃんとしておかないとダメだと思ったからです。 わしは悪くねぇ、男女年齢問わず天然タラシなシュタルクが悪いんや。
  • 葬送のフリーレン

    願った世界

    みんな大好きデンケンお爺ちゃん視点のお話です。 しかし、この『葬送のフリーレン』はお年を召した方(人間のみ笑)が皆さん魅力的ですね。 今回初めて一級試験メンバーを書きましたが、なかなかキャラ掴むの難しい… アニメでは完全にシュタルク不足(笑)
  • ずっと

    前のお話にコメントがついたのが嬉しくて 調子に乗って続きを書きました。 リヒラヴィだけど、ラヴィあんまり出てこない… 代わりに13パーティー出したので楽しく書けました。 頭の悪い人がそれっぽく書いたのでガバガバに穴だらけだと思いますが、雰囲気だけでも感じてくれたらOKです。 もしもシリーズ的な気持ちで書いてるので、気楽な気持ちで読んで頂けたらと思います。
  • 葬フリ

    せめて聖廟となれ

    本編数年前 レルネンとデンケンのブロ 登場人物 レルネン…長いほうのおじいちゃん。デンレク過激派。 デンケン…短いほうのおじいちゃん。愛妻家。
  • 魔族との共犯

    大魔族の弟子

    グリュックがデンケンをマハトの弟子にしようと考える話。 グリュック様名前を教えてくれ。またはデンケンとの関係。
  • 羊のスープ

    羊のスープ 後編

    レクテューレがキャラ崩壊してます。これにて完結。
    23,318文字pixiv小説作品
  • 葬送のフリーレン-アフターオレオール

    想いは抱擁の温もりの中に

    8月9日のハグの日SSです。 ハグと言われて最も最初に思い浮かんだのがこの人達でした。状況が状況だっただけにこうすることで愛情表現してきたんじゃないかなという話。 関係値の都合上、アフターオレオールシリーズにしていますが、そこまで前後関係のある話ではないので単品でも読めると思います。 以下定型文 設定の独自解釈、捏造要素はてんこ盛りでお送りしておりますのでご注意ください。 ご意見・感想、リクエストなど掲示板、X、匿名ならマシュマロでどうぞ。 https://marshmallow-qa.com/g6ovizis0w4yvse?t=y2mSpo&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
  • 君を追い越した日

    本編情報をそのまま読み取ると、最低でもレクテューレが9歳年上になるよねって所からです
  • 領主と悪党

    妻子の墓参をする義親子の話

    原作9〜11巻の内容に触れています。ネタバレと解釈違いにご注意ください。重いです。 【あらすじ】グリュック様とデンケンが墓参りに行って、お互いの後悔と、家族と、マハトの事を思い出す話です。マハトは回想にちょっと出てきて、2人の関係はハグまで。 + + + + + + + + + 【以下、お気持ち表明特濃自己解釈なので、受け流せる方へ。】 原作の結末が人類にとっての正解だったと思います。間違いなく彼は人類の敵でした。ですが、見送り続けたグリュック様が、黄金化で、ついに見送られる側になり、その今わの際に「楽しかった」と言い合えた後、その後再び友を”見送る側”になった事がつらくて、そのクソデカ感情を処理しきれず書きました。本人は恐らく受け入れてたからこそのフリーレンに向けたあの微笑みなのでしょう。でも二次創作なんで許して。 デンケンも、マハトはたおすべき敵だからこそ立ち向かい勝利しましたが、自分の魔法使いとしての素地を作ってくれた師を手にかけなくてはならなかったのは辛いものがあったかなと。にんげんだもの。 義親子、めっちゃくちゃ幸せに長生きして欲しいしラオフェンとリヒターに渋い誕生日プレゼント贈って困惑されてくれ。 そして、魔族と人類が同じ地獄に行けるかはわかりませんが、”彼が待っていると信じられる”ことがグリュック様の希望になっていますように。だから泣かない。 マハトが傷を撫で回してるのは、「人間こんなにすぐに形変わるの?」の興味です。その興味がグリュック様だけに向けられている。 グリュック様大好き人間の話を聞いてくれてありがとうございました。
  • 大変大変大変と 放送禁止で走れば 止まらなくなって楽しんじゃってる 男前よ

    『大変大変大変と 皆で酒盛りしてると 悲しいことも忘れちゃうくらい 暴れちゃうんです~』 葬送のフリーレンアニメ最終話を記念してシュタルクの友情物語を書かせていただきました。本当は俺の下で○○けで行こうと思いましたが、そこまでアレな描写は無いので軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。 それでもデンケンは外せない。
  • 朋友

    デンケンとレルネンの出会いからヴァイゼ解放までを順番に。後半おじいちゃん二人がひたすら会話してるだけという誰得展開。単行本11巻までの内容を含みます。
  • 葬送のフリーレン

    願い

    多分私にとって、最初で最後の魔族側からのお話 私は魔族ではないので、その胸中を推し量ることは出来ません。なのでこれはあくまでも私の想像です。 でも、なんて憐れな種族なんだろうと同情に似た感情は持ちますけど… この話のアウラに関する内容は、公式から出ている『葬送のフリーレン 前奏』という小説からです。フリーレンの本編が始まる前のお話が幾つか書かれています。興味のある方はどうぞ…(ただしこの話を読むとネタバレありますのでご注意下さい)
  • a wonderful encounter

     第13パーティーが大好きです。再結成を願います……。  ラオフェンが選抜試験を受けるため初めてオイサーストに来たときのお話です。一部アニメ設定を採用しています。  捏造もりもり、独自解釈があります。勘違いがあったらすみません。
  • 領主と悪党

    記憶

    デンケン「師の記憶がこう…なんか、義父部分だけキラッキラしてない…?」と気づく話。シリアス風「わしは何を見せられているんだ。」 清水玲子先生の「秘密」が好きなので記憶の解析のイメージにしています。本当に面白すぎるので第一話だけでも全人類読んで‥ 難産だった~。何も生まれないかと思った。
  • 定年後のマハト

    うっかりしていたマハト⑤

    命は皆、闇の中に光る綺羅星のよう。ただその存在が燃えているだけで尊いのだよ。近くて遠い何億光年の孤独の果てからチカチカ、キラキラ手を振って、ここにいるよと叫んでいる。 君が世界の美しさを観測できる頃、世界の方はどうなっているのだろう。世界の方から見て、君はどうなっているのだろう。 愛し子たちの温もりが、君の心臓の上で命を叩く。 どうか躊躇ってくれ。孤独こそ、観測してくれ。 温もり達の群像劇が今この瞬間も世界を美しくしているよ。
    13,742文字pixiv小説作品
  • 異端の珍道中

    殴り合い

    一級魔法使い試験編でデンケンが見せた「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」の姿は、師であるマハトの影響だと想像してみました。 少年デンケンの気性が原作より荒くなっています。
  • 日々一歩ずつ

    DAY BY DAY

    リヒターとラヴィーネの、付き合ってから3ヶ月程経った頃のお話を、彼女視点と彼視点でそれぞれ綴っていきます。 こちらは彼視点のお話です。 ※R指定にしておりませんが、R15だとお思いください。 ※次回予告22・27話や足キャッチされた一次試験から、作者はリヒターのことを面白い男性(悪くは無く)だと思っております。←同年代位だと思っていることからの視点。 ついては、彼の描写が決して格好良い訳ではないことを 先にお伝え申し上げます。 ※第13パーティーの描写が愉快で賑やかです。 ※杖や詠唱がなくとも魔法を発動させている、というご都合展開が入っております。 ※途中、カンネ→ラヴィーネと捉えられる文脈があります。 *苦手な方は閲覧ご注意です!*
  • 噂の大型新人(デンケンとレルネン、出会う。)

    葬送のフリーレン。 11巻までの内容です。 デンケンとレルネンが初めて出会うお話。 二人の”名前”が好きで書きました。 ひねくれて真っすぐな若者たち。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

デンケン
27
編集履歴
デンケン
27
編集履歴