「君の弱点はよくわかったよ。たぶん僕の勝ちだ。」
CV:小松昌平
概要
魔法都市オイサーストで開催された一級魔法使い試験の受験者の一人。
二級魔法使いの眼鏡の少年。他人を信じようとしない性格で、自分の分身を作り出す魔法を扱う。
両親はおらず、育ての親だった祖母と故郷の村で暮らしていたが祖母が死んだため天涯孤独の身である。淡白な性格をしており、感情を見せずに淡々と喋るが、祖母については自分が好きな人物であったと語っている。
一次試験ではフェルンやユーベルと共に、第4パーティーに所属する。
ヴィアベルの第8パーティーと対立した際はシャルフを相手取り、なんなく勝利する。ユーベルからは「メガネ君」と呼ばれ、興味関心を抱かれて付きまとわれているが、ラント自身は彼女に対し、「感覚で魔法を使うような頭の足りない子は嫌いだ」と述べている。
もっとも、二次試験中においても二人で行動しており(追い払っても勝手にユーベルが付いてくるだけかもしれないが)、ユーベルに「そろそろ自分に共感できそうか?」と声を掛けてもいる。
漫画の読者やアニメの視聴者からはなんだかんだで良いコンビのようにも見える。
実は一級試験には本体である自分は参加しておらず、ずっと故郷の村から出ずにいた。試験中及びオイサーストの街中で見せていた姿は全て「分身」で、ユーベルですらそれには気付かなかった。唯一見抜いたのは三次試験にて試験官を務めたゼーリエのみで、彼女からは呆れと共にその実力と図太さを評価され、見事合格した。
帝国編ではユーベルと共に(嫌々)任務に参加する。死んだ祖母もやり手の魔法使いだったらしい。
名前の由来である"ラント(Land)"はドイツ語で陸や土地、国や田舎を意味する。