CV:宮内敦士
概要
大陸魔法協会に所属する一級魔法使い。ゼーリエの弟子の一人にして、最初の一級魔法使い。
物腰の柔らかい老年の男性で、ゼーリエには「(昔から)臆病な坊やのままだ」と言われているが、内面はかなり勇猛果敢。三次試験の試験官を担当している。しかし本編で開催された一級魔法使い試験ではフリーレンという例外的な実力者がいたために、ゼンゼの担当した二次試験で実力に見合わないものまで多く合格してしまい、従来通りの三次試験では彼らは死ぬことになってしまうからと、ゼーリエ自身が三次試験(ゼーリエとの面接)の試験官を担当すると決めた。そこまでの無駄死にはゼーリエといえど望んでないとはいえ、こういったわがままは今に始まったことではないようで、柔軟に対応している。
一級魔法使いとなってから既に半世紀が過ぎているが、一目でフリーレンの魔力制限を見抜き、フリーレンに手合わせを挑んだ際にも彼女の防御魔法を貫いて傷を負わせるなど、一級魔法使いの中でも群を抜いた実力者。ゼーリエからもその能力を評価されている。ゴーレムに関連した魔法を研究しているようで、二次試験で使われた脱出用ゴーレムの開発を行ったり、巨大なゴーレムを召喚したりもできる。
ちなみに若い頃はデンケンと友人関係にあり、宮廷に勤めていたが、世渡りが苦手なため地位を追われた。その際、デンケンのみが庇ってくれたため、彼に対しずっと恩義を感じている。
一級魔法使い試験後、七崩賢の黄金郷のマハトによって黄金化していた城塞都市ヴァイゼの調査を二級魔法使いのエーデルと共に行った。この際、結界内でマハトと遭遇し戦闘に突入するも自身は時間稼ぎに徹し、エーデルがマハトの記憶を読むことに成功したため、ゴーレムを召喚してその場を撤退した。その後デンケンに結界管理の任を引き継ぎ、同時にエーデルの読み取った記憶をデンケンに渡した後、オイサーストに帰還した。
余談
- レルネンは、ドイツ語で「学ぶ」を意味する。
- 明確な表現はないものの、エーレの「お爺ちゃんが一級魔法使い」という発言と、試験終了後にエーレが1次試験のパーティーメンバーであるヴィアベルとシャルフにレルネンを紹介しているような描写から、エーレの祖父であることが推測される。
なお、マハトを封印していた結界は当時の一級魔法使いたちが作り出したもので、レルネンもその1人。