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「でもよ、この村の連中にとっては俺は英雄なんだよ。」

解説

CV:小林千晃 / 清都ありさ(幼少期)

フリーレンの新しい旅の仲間。かつての仲間であるアイゼン弟子の戦士。種族は人間

実力は確かだが臆病ヘタレ、しかし周囲の期待を裏切れない誠実な人物。コミカルなところがある愛すべきキャラで、冒険のコメディリリーフとして活躍している。

勇者ヒンメルの死から29年後に18歳の誕生日を迎えたので、勇者ヒンメルの死から11年後に生まれている。なお、フェルンとは同い年だが彼の方が誕生日は先(18歳の誕生日を例にとれば、シュタルクが原作26話・アニメ12話、フェルンが原作29話・アニメ14話)。

名前の由来はドイツ語で「強い」を意味する"Stark"。

人物

外見

頭頂部だけ黒くなっている赤髪の青年。前髪で大半が隠れているが、左目の周囲から額にかけて、かつて師のアイゼンから受けた大きな傷痕が残っている。

やや三白眼気味のつり目でフェルン曰く悪人顔らしいが、何かにつけて情けない表情をするためまるで威圧感はない(作中人物からも恐れられている様子は皆無で、むしろ子供に懐かれたりしている場面がある)。

背丈はフェルンより頭一つ分高い程度。暇さえあれば鍛錬しているため全身が筋肉質に引き締まっているが、シルエット自体はどちらかというと細身で、見た目には普通の青年とほとんど変わらない。

ただし、何故か一部の猛者には秘めた実力が一目で感じ取れるらしく、実際に最前線でバチバチやってる一線級の軍人や、武の達人っぽい雰囲気の老人などには只者でないと見抜かれている。

なお、何とは言わないが服が透けて見える魔法を使ったフェルンに股間へ視線を向けられた際、軽蔑するような眼で「ちっさ」と吐き捨てられた。

そのため、ファンからは「粗チン」というあんまりなあだ名がつけられてしまった。

もっともシュタルクの名誉を守るならば、フェルンは生い立ちからして比較対象になるものを「幼少期に見たハイターのもの」くらいしか見たことがない可能性があり、シュタルクが本人の主張通り少なくとも平均くらいのサイズであったとしても相対的評価として「ちっさ」となる可能性はある。

子供にとっては何でも大きく見えるものである。あなたも親の背中を大人になってからふとしたことで「思っていたより大きくない」と気づいた事は無いだろうか?

性格

上述の通り臆病な性格で、自分よりも格上の実力者に対しては体の震えを収められず常に逃げ出したい衝動に駆られてしまい、敵の実力を肌で感じ取っただけで腰を抜かし動けなくなってしまったり、ほんの些細な物事(風邪薬の材料になるキノコが両手抱えるくらいのデカさだった等)に対しても「怖い!!」と叫びながら動揺してしまうほどのビビリ

アイゼンとの喧嘩別れも、魔物と戦いたくないと駄々をこねて険悪な雰囲気になった末に殴られてしまったことが原因であった。このことでアイゼンからの失望を買ってしまったと内心で深く落ち込んでいる。

フェルンからは普段の情けなさもあって辛辣な言葉を浴びせられることが多いが、互いに異性として少なからず意識しあっている節もある。

誕生日プレゼントで互いに迷ってフリーレンやザインに相談したり、些細なことで喧嘩してすぐ仲直りしたり、デートに出かけたりと意識し合っているエピソードは多いのだが、いかんせん互いの性格(ツンとヘタレ)もあって面倒くさいことになっている。

兄に庇われてのこととはいえ、戦士として生まれ育ちながら故郷を見捨ててしまったことは彼にとって負い目となっていたが、フェルンから励ましの言葉を受けたことで、自らの意志でフリーレン一行に加わることを決心するなど、彼女達から受けた影響は大きい。歴戦の戦士からは「仲間を捨てて逃げだす様な奴だからこそ逃げ出さない」と評価されている。

なお、フリーレン一行の中でも一番のお人よしであり、旅先で訪れた町では時間があれば人助けをして回っている。このため町の人々とはあっという間に打ち解け仲良くなるので、出立の際には彼の周りに見送りの人だかりができるのが恒例行事となっている。ただし、お人よしで押しに弱い性格が災いし、不憫な目に遭うことも多い。

ザインと別離後、フリーレン、フェルンが一級魔法使い試験に向かった間2日程は単独生活となったが、アニメ21話では夜更かしを咎められない自由を満喫している様子が描写された。

(原作では一次試験中(42話と43話)の間で修行(瞑想)していたらしいイラストが描かれている)

オイサーストでは具体的なお話は描写されなかったが町の多く人達から慕われているため、原作26話や123話の様な出来事があったのだろう。

育った環境のせいか、思考回路については未成熟なところがあり、小学生男子のような言動が飛び出すことも。

経歴

高名な戦士の一族の村の出身だが、その性格からなかなか芽が出なかったため、父親からは優秀な戦士であった兄シュトルツと常に比較されて見下され、冷遇されて育った。

その後生まれ故郷を魔族に滅ぼされており、唯一の理解者であった兄に生き延びろと促されて独り脱出。身寄りを失って途方に暮れていたところをアイゼンに拾われ、境遇を同じくする彼の計らいで戦い方を叩きこまれながら育った。

成長したある時、ひょんな行き違いからアイゼンと喧嘩別れしたままとなってしまい、そのままたどり着いたある村で、被害を出していた紅鏡竜を無自覚に追い払い英雄視される。

完全に退治したわけではないため、自分が去ることで再び竜が暴れることを懸念しており、かといって自力で立ち向かう勇気も持てないまま人々の期待を裏切ることもできずに立ち往生していた。そんな折にアイゼンから話を聞いてやってきたフリーレンと出会う。

紆余曲折の末に紅鏡竜を自力で打倒して勝利を収め、フェルンからの励ましの言葉を受けたのを機にフリーレン達の旅に同行する。

能力・戦法

常に背中に背負っている斧を得物とする生粋の近接戦士。

上述の通り極度のヘタレ、ビビりな一面があるが、前衛に必要な攻撃力・耐久力・機動力を高度に兼ね備えており、性格に反して実力は非常に高い。師であるアイゼンが再会したフリーレンに「俺の弟子はとんでもない戦士になる」と断じたほどである。

根がヘタレのためいつも戦闘前には尻込みし、戦いが始まってもしばらくは動きが悪いが、一度覚悟が決まると竜をも単騎で撃破できる恐ろしい戦闘力を発揮する。

上述の喧嘩別れの原因もアイゼンが怒りで殴ったわけではなく、実は弟子同様に臆病な性格だった彼がシュタルクが無自覚に発するオーラに気圧され、恐怖のあまりに反射的に殴ってしまったためである。

実際、旅に出てからの彼は、

  • 竜を無自覚に怯えさせ、村への手出しを辞めさせる(本人は竜の気まぐれで助かっただけと思い込んでいる)。
  • 毎晩の訓練で谷にデカい亀裂を作る。
  • ノーガードの胴に全力の戦斧を叩きこまれても、ほんの少し食い込むだけで重症にさえならない。
  • 体を貫通される攻撃を受けて腹に穴開けたまま大技を放ち重傷になっても(一時は命すら危ぶまれ、メトーデによる治療があったとはいえ)数日で回復し腕立て伏せができる。
  • ドラゴン退治の際に頭からかぶりつかれてもなぜか無事。

……と、正真正銘の人間にもかかわらず、どこか人間離れした戦果を叩き出している。

特に突出しているのが耐久力で、普通なら即死するような痛烈な攻撃を食らっても、その大半を無傷かカスダメで済ませてしまう驚異の防御力をもつ。敵の攻撃が直撃するも平然と耐え、その隙に強力な一撃を浴びせて逆転するというパターンが多い。

また回復力も非常に高く、瀕死の重傷を負っても数日で回復し鍛錬を再開するなど、人間離れした頑強な肉体を有している。

魔法使いとの戦いでも高い戦闘力を持っておりフリーレンによると戦いが始まるのが近距離だとフリーレンとフェルンはなすすべもなくやられてしまうという。

なお、比較対象となる師匠アイゼンは、シュタルクに輪をかけて意味の分からない耐久力の持ち主だったため、シュタルク本人は自分の強さや頑丈さについて未だに自信も自覚もない。

「なんで(ドラゴンに何度も頭をかじられて)生きているんですか」とフェルンに尋ねられた時には、「わかんない」と一緒になって首をかしげていた。

同じく戦士の比較対象がアイゼンであるフリーレンもシュタルクの頑丈さにはさして疑問を抱いておらず、”シュタルクの異常な頑丈さをフェルンが不思議がるフリーレンがそれを超えるアイゼンの頑丈さとハイターがドン引きしていた事を語るハイターがドン引きしている事をフェルンが指摘する”というやり取りが定番になっている。

ただ、そんな頑丈なシュタルクでも噛まれれば数時間後に脳が溶け始め鼻から全部流れ出て死ぬなどという優秀な僧侶が匙を投げる猛毒を持つ蛇がいるし、さらにシュタルクより遥かに強いと言われるモブ隊長も存在し、その隊長も魔族の将軍との戦いで戦死している。

関連タグ

葬送のフリーレン やる時はやる男

カップリングタグ:シュタフェル

関連人物

フリーレン:旅の仲間。

フェルン:旅の仲間。多少意識をしているものの、怖いお母さん扱いをして怯えることも。

アイゼン(葬送のフリーレン):師匠。

シュトルツ(葬送のフリーレン):兄。

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