「戦士ってのは最後まで立っていた奴が勝つんだ」
解説
CV:上田燿司
かつて勇者ヒンメルと共に魔王討伐をした英雄であるドワーフの戦士で、武器は斧。
昔は家族がいたらしいが、魔族に村を襲われた際に亡くなっている。
エルフほどではないが長命なドワーフの出身の為、作中でヒンメルとハイターが死んだ後も存命。
しかし魔王討伐から80年を経て腕が細くなっているなど、確実に老いが来ているため現役を退き、隠遁生活を送っている。フリーレンの旅の同行者であるシュタルクの師匠。
人物
容姿・性格
目深に被ったヴァイキングのような角つき兜と長い髭が特徴で、表情が常に隠れている。
エルフほどではないとはいえドワーフも長寿であるため、彼もフリーレンに似てあまり感情的にはならない。そうした種族の質に加えて、生真面な一面も強く、「どうせなら終わった後に笑い飛ばせるような楽しい旅をしたい」という考えを持つヒンメルに世界の現状を持ち出して諫めるような言葉を発したり、役に立たない魔法を得意げに実演するフリーレンを見てくだらないと言い切ったりなど、当初はストイックかつどこか冷めたところがあった。
旅路が進むにつれてノリの良いところや愉快な性根が出て来たのか、踏破しないといけない険しい道に対しヒンメルと一緒になってやり応えがありそうだと興奮したり、フリーレンが花畑を魔法で出した際にはハイターと二人で駆け出してはキャッキャウフフと花冠を造ったりもしていた。ちなみに、フリーレンに負けず劣らず寝相が悪い。
弟子のシュタルクには「とてもくだらなくて楽しい旅」だったと思い出を語っていた様で、最終的にはヒンメル一行にとてもよく馴染んだようだ。
物静かであるがとても情深い人物であり、ハイターとは彼が亡くなるまで文通をしていた。
能力
魔王討伐パーティーの一員だけあってその能力・戦闘力はケタが外れており、話が進むごとに全盛期のスペックがおかしいことが判明して来ている。
- 竜を昏倒させるほどの猛毒の矢を受けても平気
- 自由落下程度ならどんな高さから落ちても無傷
- 致死レベルの毒が効かない
- ダイヤモンドは握って潰せる
- 彼を突き刺そうとした槍の方が砕ける(皮膚に傷も入らない)
- 重傷を負った翌日に巨石を担いでスクワットできるほどに回復
この異常とも言える全盛期の肉体スペックにはハイターも度々ドン引きしていた。なおその頑丈さ秘訣は気合いとのこと。
その実力については魔王軍屈指の将軍であるリヴァーレからも称賛を受けるほどである。
だが本人は
「俺が人類で一番強いわけじゃない。俺より強い奴は全員死んだだけだ」
と語っている。
また、老化によって衰えた現在でも、道を塞いでいた巨岩を軽々と持ち上げたり、アニメでは当然の様に水面の上を走っている描写が追加された。
余談
人間どころか生き物かすらも怪しいスペックなのだが、フリーレンは今までの生涯で唯一組んだ戦士が彼だったために戦士とはこういうものだと勘違いしている。
さらにそのまんまとは言えないまでも、なぜか普通の人間であるはずの弟子のシュタルクもこの頑丈さを受け継いでいる(腹を手刀で貫かれても短期間で動けるようになり平然と腕立てする、龍に頭からかじりつかれて生存する等)。
関連イラスト
関連タグ
アイゼン(Eisen)⇒ドイツ語で「鉄」を意味する。とは言え頑丈にもほどがある。