「笑わせる。有望な奴はこの程度では死なんよ」
CV:新垣樽助
概要
大陸魔法協会に所属する一級魔法使い。ゼーリエの弟子の一人。
冷徹で、目的を果たすためなら手段を選ばず、人を見捨て犠牲にすることすらも厭わない性格。自分の性格を肯定的に語る一方、そのような生き方しかできない自分に対する自己嫌悪の念のようなものものぞかせており、心優しい魔法使いや戦いを望まぬ弱い立場の者ばかりが死んでゆく現実に疑問を抱いてもいる。そんな生き様ゆえに、メトーデには「反面教師的な人だ」と思われ、また彼自身も自分のようになるなと彼女に忠告している。そんな彼の性格と身の振り方を知るゼーリエからは「(優しさが仇となって死なないように)そのままの性格でいろ」という遠回しの気遣いの言葉をかけられてもいる。
上述の性格柄、人死には慣れており、故郷が滅びたことにすらもはや何も感じないと自嘲するように語るが、それでも義務感から人々の遺体を守るために自ら村に残ることを選択した。その様子を垣間見たシュタルクからは「(ゲナウは)良い奴だ」と評された。
一級魔法使い試験では、一次試験の試験官を務める。冷徹な性格で、一次試験ではゼンゼと状況を見守っており、受験者の中ではデンケンの突破は間違いないと見ていた。ゼーリエの施した結界がフリーレンの手で破られた際は、流石に驚いていた。
一級試験終了後は、ゼーリエからの依頼でメトーデと北部高原ルーフェン地方の魔族討伐に赴く。故郷の村は魔族の将軍、神技のレヴォルテ一派に滅ぼされ、討伐要請を受けていたフリーレン、フェルン、シュタルクと合流、相手を迎え撃つため、シュタルクと共に村に残る。
神技のレヴォルテにはゲナウの以前の相棒を殺されたという因縁もあり、実際に対峙した際は、シュタルクと共闘して自らは黒金の翼を操る魔法(ディガドナハト)で戦い、最後は体を貫かれて重傷を負うも、ついに討伐に成功する。その後、メトーデの魔法で回復し、騎士団の護衛につくためにメトーデを伴ってフリーレンと別れた。