裁判官
さいばんかん
裁判官とは、法律を扱う職業の1つである。
概要
基本的な職務内容は、犯罪の嫌疑が掛かった者を審査し、有罪無罪を判定し、有罪の場合は科す刑罰を決定する刑事裁判の審判と民事紛争の解決を行う民事裁判の審判を行う事である。また、三権分立が確立されている国においては司法権を司る存在となり、法令や国と地方自治体の選挙が憲法に則ったものであるかを判断する強権も持っている。
一般的に黒い衣装を着用している。これは「何にも染まらない」という意味合いが込められている。また、よく裁判官のイメージとして、小槌のようなものを打ち付けて会場内を静まらせるというものがあるが、日本の裁判官は小槌(ガベル)は使用せず、口頭で注意喚起を行うのみである。
この裁判官が発祥となった日用品として、珍しいところでサングラスがある。サングラスは、かつての中国の裁判官が着用していた煤でレンズを黒くした眼鏡が元祖だとされており、用途は太陽光から目を保護するものではなく、視線を読まれないためのものだった。
