書籍の概要
著税)
初版発行:2012年03月
320頁 四六判 ソフトカバー ISBN978-4-434-16570-2
人々は目を覚ました―。幕。第4回アルファポリス小説大賞大賞受賞作。
(「BOOK」データベースより引用)
『小説家にな
『アルファポリスの本:新世界†英傑殺し』
http://www.alphapolis.co.jp/index_books_list.php?ebook_id=1042909
忙しい人
出版のを受賞したということは、期間中にそれだけ大勢の人々がこの小説を読んだ(ページにアクセスした)ということであり、また大勢の読者からの支持を得た(多数の投票を得た)ことを表し、さらにはアルファポリス編集部の選考において最も優れた作品であるとの評価を得た作品である……はずなのであるが……。
実際のところは、累計ポイント1位である読者賞も、編集部が第一次選考の段階で大賞候補として挙げた作品も『オレ
出版の間に大賞(補欠)を受賞し書籍化に至ったという奇跡ッッ!!
なぜこのような不可思議な経緯や状況が発生したのか。それについて知るためには、著者である止流うず先生(以下、心
書籍化へ程度の作品が商業で通用するなら」という思考から、自己の能力と作品への自信を高めていたものとも思わ一次資料としてうずてんてーの発言の参照先を掲載するべきだが、てんてーは本作の書籍化が決定された時点で、過去の活動報告やブログ、自身が管理する掲示板のログを全て消去してしまっているので提示できない。心からお詫び申し上げる次行に至ったという事実でら俺だって」という感情は、何もうずてんてー一人に限った話ではなく、2011年当時多くのワナビを「シーカーショック」とも言うべき心境に導いている。この「シーカーショック」によって、自身もウェブ小説書籍化の波に乗るべく作品の投稿に励む者が続出することとなった催されたのが『第4回アルファポリス小説大賞』である。こうした歴史的背景から見ると、『第4回アルファポリス小説大賞』についていろいろなものが見えてくるのではないだろうか?
そして、「シーカーショック」によって発生した歴史のターニングポイントとも言うべき『第4回アルファポリス小説大賞』で大賞(補欠)を受賞したうずてんてーは、「シーカーショック」が巻き起こしたウェブ小説のムーブメントに乗り、いち早く成功を収めた一人と評することが、の発言をしたり、「未完のまま残しておくと続きを書くものだと勘違いされるので削除する」と言ってみたり、「削除しないでくれ」と言われてやっぱり削除するのをやめてみたりといった、我々信者の信仰を試すような行為を再三行った、たくさんの読者の反響をリアルタイムで得ることができる、といった利点から、手っ取り早く読者から称賛されて全能感を得たい、自己顕示欲を満たしたい、という作者には最適の形態であった。レにも名作良作は数多く存在する。しかし一方でそうした志の低い作者、モラルの無い作者や読者による問題行動の発生率が高いのもまた事実である。なお、うずてんてーがどちらでの社会に迎合しない個性的な生き様や言動がやる夫スレ住人にも反感と敵意を買うなど、一時は快調であった新天地やる夫スレでの活動にも破綻の兆しがかなくなったうずてんてーと、そうした苦難を乗り越えてもなお強い信仰を保ち続ける信者達を、聖地を喪失し流浪の定めを強いられたユダヤの民になぞらえて想うのは、当時の筆者の偽らざる心境ではあるのだが、読者諸賢にはいささか感傷や自己陶酔が過ぎるであろうれることなくうずてんてーと語り合えるささやかな幸せを噛み締めることができた平和な時間でもあった。員を募集し、作者と信者の総力を結集して作品のクオリティを飛躍的に引き上げる計画を発表した。ナナミネシステム」の参加者であるが、これは掲示板上でメールによる公募と抽選が行われた。筆者も当然、「ナナミネシステム」の一員として参加すべくメールを送らせて頂いた。2011年の7月から連載が開始され、以後10月2日までほぼ毎日更新ペースでの投稿が行われている。や死語である)の時代から、アクセス数を稼ぐ上で最も有効な手法、いわば人気サイトを目指す上での王道とされてきた。必須であり、そのためには作者に莫大なリソースを要求することとなるが、予めそのつもりで戦略を立てていたうずてんてーにおいては無用な心配である。さすがは知略型異世界攻略小説だと、感動の想いを新たにせずにはいられない。の水も漏らさぬ緻密な知略によって、『英傑』はアルファランキングの頂点を疾走し、大賞受賞の運びとなったのだ――と、筆者的には文章を結びたいのであるが、残念ながら途中で勢いが失速、最終的に『オレが異世界で獣とランペイジ』にトップの座を奪われ、大賞(補欠)受賞の運びとなってしまったのであった。てーの対外的な活動が、10月2日をもって実質的に休止している点を挙げたい。(補欠)取って書籍化さえ決まってしまえばこんなものはもう用済みだ」とか、「書籍化が決まってプロ作家になった以上は、金にならない文章など1文字たりとも書きたくない」などという意思の顕れではないので、読者諸賢においては無用な誤解をしないよう、どうかご注意願いたい。ろん、書籍版発売後に書籍化部分を削除した代わりに更新されたダイジェスト版の大変味わい深い内容を見て「ああ、やっぱり」と思ったり、同じアルファポリスから書籍化されている『シーカー』の大充実した内容の書き下ろしダイジェスト版と比較して、作家としての仕事ぶりや熱意、ウェブ版読者に対する誠意を比較するような行為も厳禁である。して、2012年3月下旬、『大人になれない英傑殺し - The repetition of the wand of the ruler 4 -』はその題名を『新日暮里♂英尻殺し』……じゃなくて、『ネオ世界†英傑スレイヤー』アイエエエ!? ……じゃなくて、『新世界†英傑殺し』と変え、商業作品として世に送り出された。き雌伏の時を経て、「止流うず」という名の龍はついに天へと至ったのだ!!、天ことプロ作家の世界において、それはただスタート地点に立っただけに過ぎない。こんなところで何か全てをやり遂げたような達成感を覚えているようではおしまいである。の物語において、これまでの過程は長いプロローグに過ぎず、ここからが始まりであり、本編なのである。て、以下の言葉をもって、望外に長い歴史の旅路となった本項を締めくくり、筆を置きたい。
町民C、勇者様に拉致される つくえ
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タイトルの変更
書籍化に際して、題名を『大人になれない英傑殺し - The repetition of the wand of the ruler 4 -』から『新世界†英傑殺し』と変更されたことについては総じて不評のようである。
『†』の1文字で
タイトルの変更・続報
>828 :この名無しがすごい!:2012/07/08(日) 22:59:02.88 ID:qOoGOKWp
>今だから明かすが、英傑殺しの書籍版タイトルは作者提案のごり押し。
>ひょっとしたら実際は違うのかもしれないが、少なくとも作者自らが
>そう他人に語って回る程度には気に入ってたはず(当初は)。
>830 :この名無しがすごい!:2012/07/08(日) 23:12:51.25 ID:qOoGOKWp
>ブログに書いてたとか掲示板で明かしてたというものではないので
>提示できるソ
大野氏のイラストが多数掲載されている。絵の良し悪しについては、個々人の趣味嗜好によって左右される部分が大きく、また何よりも筆者はあくまでうずてんてーの信者であってイラストについては正直言ってあまり興味が無いので、詳しくは言及しない。読者諸賢においては、自身の目で見て判断して頂きたい。
筆者から言うべきことがあるとすれば、こちらの大野氏、ブログの過去ログを追って頂ければ、『†』以外にも商業媒体で漫画連載やイラストの仕事を手がけており、自らが携わった本が発売されるタイミングに合わせて、自身のイラストやラフ画などとともに仕事内容の紹介と宣伝をこまめに行っていることが判るだろう。
にも関わらず、『†』については一切の言及が無いという点で……その……何というか……我々一般読者の預かり知らぬ制作側の
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