銀(文豪ストレイドッグス)
ぎん
人物
常に沈黙且つ冷徹な雰囲気を持ち、正反対の性格の立原道造とはあまり仲がよろしくないが、何だかんで互いに信頼はしており、広津が立原への信頼を語った際には同意している。
仕事時は冷徹な雰囲気だが、素は恥ずかしがり屋の乙女であり、太宰にからかわれたり樋口に素顔を見られた際には赤面して照れている他、兄といる際には優しげな笑顔を見せたり、探偵社員の花袋からの真剣な好意を伝えられた際には複雑そうな表情を浮かべるなど、決して殺伐とした一面だけを持つ訳ではない。また、本編では描かれていなが、アプリなどでは随所で兄である芥川を気に掛ける描写が見られる。
間違えられることが多いが実は女性である(実際、立原は「鬼魅の悪い男」といい、彼女に切りつけられており、樋口は太宰から女であると聞かされるまでずっと男だと思っていた)。
ちなみに声が可愛い。
戦闘能力
異能力は所持していないが戦闘能力は高く、簪のように細い刃物を使い素早い接近戦を得意としている。そのため仕事は潜入や暗殺関係が主である。
BEAST
パラレルワールドでは幼少期は貧民街で芥川や仲間達と暮らしていたが、本編同様にポートマフィアの下部組織に仲間達を殺され、制止する自分を振り切ってまで報復に赴くこうとする芥川を止めきれず、黒衣の男に連れ去られる形で生き別れて消息不明となってしまうが…
※ネタバレ注意
長らく芥川は銀が黒衣の男に連れ去られたと思っていたが、実は自らの意思で黒衣の男の誘いに応じてポートマフィアに属し、首領の秘書として働いていた。黒衣の男に誘いに応じた理由は芥川の本質的な攻撃性や己も他者も、実の妹である自分のことすら顧みること無く衝動的に報復に走った行為を見たことで、兄を「悪として生まれた」と認識すると同時に兄への失望と深い悲しみ、そして自分が側にいれば再び芥川が殺戮衝動に駆られると考えたことが芥川から離れた理由であった。数年振りに再会した際には兄が以前と何も変わっていないことを悟ったことで涙ながらに兄と訣別した理由を語り、芥川の前から姿を消してしまう。