十種競技

じっしゅきょうぎ

陸上競技の種目の一つ。英語でディカスロン(decathlon)。

概要

2日間で以下の合計10種目を順に行い、記録が得点に換算され、その合計得点で競うものである。

1日目	★100m走→走り幅跳び→砲丸投げ→走り高跳び→★400m走
2日目	★110mハードル→★円盤投げ→★棒高跳び→やり投げ→★1500m走

短・中・長距離走、各跳躍競技・投擲競技で、それぞれ相反する身体能力を必要とする。

この状況下で全て高記録を出さないといけない競技のため、優勝者は「キング・オブ・アスリート」として讃えられる。

しかし日本では、

• 採点方法が複雑で順位争いがわかりにくい
• 各競技の合間・競技場の空いているスペースで行われるため選手の応援がしにくい
• 競技ごとの記録はさすがに専門競技者に一歩譲る

などの理由から人気は今ひとつ。

関連タグ

七種競技（ヘプタスロン）:女子の行う競技で、前に「★」の付いた競技の替わりに200m走と800m走、100mハードルが行われ、順番も異なる。優勝すると「クイーン・オブ・アスリート」の称号を得る。

八種競技:高校男子の競技で、十種競技から棒高跳びと円盤投げを省いたもの。順番も異なる。

デカスロン:日本初、というか世界でも希な十種競技を題材とした漫画作品。

デカスリート:同じく十種競技をテーマとするセガのスポーツゲーム。サターン版では、前出のデカスロンの主人公・風見万吉が隠しキャラとして出演している。

武井壮:地上最強を目指す男。1997年十種競技日本王者。